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医用画像博覧会 2020 富士フイルム医療ソリューションズ - PACS 画像ビューアと所見レポートを一体化した読影ソリューション「ShadeQuest/ViewR-DG」「ShadeQuest/Report」

2020-4-27

一体化した読影ソリューションを提供

一体化した読影ソリューションを提供

富士フイルム医療ソリューションズの読影ソリューションは,放射線科医の日常業務の中心となる読影のパフォーマンスを最大化することをめざして,画像診断ワークステーション(ShadeQuest/ViewR-DG)と所見レポートシステム(ShadeQuest/Report)を一体化した読影ソリューションに向けた機能開発を進めている。例えば,ユーザーが最小限の操作で画像の切り替えやレイアウトの変更を行えるようにしたり,必要な情報に素早くアクセスし,意思決定するために電子カルテや他システムとの連携方法を強化するなどの機能開発を行い,業務の効率化と負担軽減を可能にするソリューションを提案している。

ShadeQuest/Reportでは,新たに“バーティカルモード”が搭載された。同社では,従来からレポートシステムの表示においてワイドモニタを縦にして使用する縦型表示モード(ポートレイトモード)を採用しているが,キー画像の表示点数が少なくなるなどの課題があった。バーティカルモードは,縦型の画面を上下に分割して前回所見と今回所見を並べることで,キー画像を9枚まで表示できる。貼り付けたキー画像を俯瞰できることで,放射線科医にとっては作成した所見レポートの把握がより迅速に可能になり,質の高い所見レポート作成に寄与できると考えられる。

ShadeQuest/Reportの“バーティカルモード”

ShadeQuest/Reportの“バーティカルモード”

 

富士フイルム医療ソリューションズは,放射線治療部門向けのソリューションでは放射線治療部門情報システム「ShadeQuest/TheraRIS」と放射線治療計画表示ビューア「ShadeQuest/ViewRT-DG」の組み合わせで,豊富な導入実績を持っている。
その構築経験の中から,今回,新たにShadeQuest/ViewR-DGに対して放射線治療で生成される治療計画画像(線量分布画像)を表示させる機能が搭載された。これによってShadeQuest/TheraRISとShadeQuest/ViewR-DGの連携がさらに強化され,治療サマリの確認時に連携起動させた時点で,線量分布/治療前後のCT画像を並べて表示できるようになった。この機能によって,外来診察時の患者説明やキャンサーボードなどにおける準備時間の大幅な削減や,カンファレンスで治療計画画像をより有効利用できることが期待される。
放射線科医にとっては,がん再発時の比較読影などで治療計画画像が活用できることで読影の効率化が可能になる。さらに,放射線治療医や診療科医の診療においても,治療計画画像を簡単に活用できる機会を提供することで,診断の質の向上や患者サービスの向上への貢献が期待される。

線量分布と術前・術後のCT画像を同時表示

線量分布と術前・術後のCT画像を同時表示

■画像診断ワークステーション ShadeQuest/ViewR-DG
医療機器認証番号 227ADBZX00107000

(文責・編集部)

 

 
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社名:富士フイルム医療ソリューションズ株式会社
住所:〒167-0051 東京都杉並区荻窪4-30-16 藤澤ビルディング
TEL:03-6383-6272
URL:http://ffms.fujifilm.co.jp/