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医用画像博覧会 2020 イメージワン - 線量管理 核医学検査の線量管理,評価に対応する医療被ばく線量管理システム「onti」

2020-5-15

医療被ばく線量管理システム「onti」

医療被ばく線量管理システム「onti」

医療被ばく線量管理システム「onti」は,CTや核医学検査など放射線,放射能を利用した画像検査の線量管理を行えるシステムである。ontiの名称は“温故知新”に由来しており,各モダリティの線量の記録だけでなく,蓄積されたデータに基づいた線量の評価,最適化を支援し日々の業務をサポートできる。ontiでは,CTのほか,各種X線装置(CR,透視撮影装置,マンモグラフィ,パノラマ撮影装置,アンギオグラフィなど),核医学検査に対応し,線量データの記録,管理だけでなく,評価や最適化に向けた情報を提供できるのが特徴だ。
国際標準規格(Integrating the Healthcare Enterprise:IHE)に準拠しており,線量データの取り込みはRDSR(放射線量構造化レポート),核医学分野でのRRDSR(放射線医薬品の放射線構造化レポート)に対応し,REM(放射線被ばく監視)/REM-NM(核医学の放射線被ばく監視)のプロファイルに基づいたシステムの構築ができる。また,個人体格を考慮した新たな医療被ばく指標であるSSDE(size-specific dose estimates)204,SSDE220に対応しており自動計算が可能になっている。

ontiでは,PET,PET/CT,SPECTの核医学検査の線量管理や投与量管理に対応しているのが特徴だ。核医学検査は,他の放射線検査と比べて運用が複雑で,手入力など効率的な線量管理が難しかった。ontiでは,線量の記録だけでなく評価や最適化の機能を充実させ,スタッフによる管理業務の効率化や精度の向上に寄与できる。PET/CTの画質評価の物理学的指標である被検者NEC(NECpatient,NECdensity)の算出に対応し,手計算で算出されていた作業を自動化して効率的で正確な臨床検査画像の分析を可能にする。薬剤投与量と画質のバランスを統計学的に視覚化することで,薬剤投与量の最適化を支援する。また,投与量については,放射性薬剤をQRコードで管理し,薬剤名や投与量などの情報を読み取り,誤投与などのミスを防ぐほか,検収時間と投与時間から実効線量を記録することも可能になっている。

NECdensity

NECdensity

 

NECpatient

NECpatient

(文責・編集部)

 

 
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