2020-4-13
RMSのPACS検索画面
●Webブラウザの制約のないディスク発行を可能とする新ソフトウエアをリリース
同社では,従来のディスク作成・取り込みソフトウエアの構成を一新した“RIMAGE Medical System(RMS)”を,2020年3月にリリースした。従来はInternet Explorerのみに対応していたが,RMSではWebブラウザの制約がなくなり,FirefoxやGoogle Chrome,iOSなどからもWeb発行が可能となった。既存ユーザーにおいては,Windows 7以降のPCであればバージョンアップ(有償)での対応が可能なほか,新たに出荷される製品にはRMSの搭載が可能となる。操作性は大きく変更されていないため,従来同様のスムーズなディスク発行・取り込みを行うことができる。
なお,ソフトウエアはRMSのほか,簡便な使い勝手の良さが高く評価されているアレイ社のディスク作成・取り込みソフトウエア“Array AOC”を選択することもできる。
●安定性と処理能力に優れた最上位モデル「Producer MDS-8300/RMS(AOS)」
最上位モデルのProducer MDS-8300/RMS(AOS)は,4機のレコーダーと4つのディスクビンを備え,最高で連続400枚のディスク発行が可能である。24時間,365日体制で稼働できるなど装置の安定性がきわめて高く,パフォーマンスに優れていることから,世界的企業であるAmazon社などでも活用されている。異なる種類のディスクを4種類まで搭載可能で,CD,DVD,BDなどをセットしておけばデータ容量に応じて装置が自動でディスクを選択するほか,データ量が多い場合はきりの良いところで複数枚のディスクに自動で振り分けられる。ディスク発行の指示は,装置本体のPCはもとより,院内のPCをクライアントとしてWebベースで台数無制限で行うことも可能である。経年劣化により破損しやすいレコーダーは簡単に引き出して交換できるため,より安定した稼働を実現。また,プリンタはサーマル方式が採用されており,フルカラー印刷が可能で,印刷されたディスク表面にはラミネータで保護シートが貼られるため,傷や水濡れに強いことも大きなメリットである。
さらに,同社製品のもう一つの大きな特長として,ディスク発行と同時に外付け光学ドライブでのインポートや,クライアントPCの光学ドライブで操作して台数無制限でのインポートが可能なことが挙げられる。また,外付け光学ドライブ取り込みとWebクライアント発行に分けることで,ディスク発行と同時のインポートが可能となる。
●高速・安定処理で医療用途に最適な「Catalyst MDS-6000/RMS(AOC)」
Catalyst MDS-6000/RMS(AOC)は,その優れたパフォーマンスと設置性の高さから,医療用途としては主力製品となっている。3機のレコーダーと3つのディスクビンで連続100枚のディスク発行が可能でありながら,Producerシリーズよりもコンパクトで,1日の発行枚数が30枚を超える施設に適したモデルである。ディスク発行とインポートの機能はProducerシリーズと同等であり,プリンタもサーマル方式を採用している。
●省スペース・低コストでの運用が可能な「Allegroシリーズ」
「Allegro MDS-A100/RMS(AOC)」と「Allegro MDS-A20/RMS(AOC)」は,上位モデルと同等のディスク発行およびインポートの機能を有しつつ,きわめてコンパクトなため,省スペース・低コストでの運用が可能な点が大きなメリットである。Allegro MDS-A100/RMS(AOC)は2つのディスクビンを搭載し,連続100枚のディスク発行が可能である。また,Allegro MDS-A20/RMS(AOC)は,連続発行数は20枚であるが,一般家庭にも設置可能なほどコンパクトな製品となっている。インクジェットプリンタを搭載しているため,市販のCD,DVDが使用可能であり,消耗品を低コストに抑えることができる。
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(文責・編集部)
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