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ファーウェイ,業務効率を向上し,医療現場を革新するスマートウォッチソリューションを紹介

2025-8-8

ファーウェイはスマートウォッチでの入院患者の健康管理ソリューションを紹介

ファーウェイはスマートウォッチでの
入院患者の健康管理ソリューションを紹介

ファーウェイ(華為技術日本)は,国内初となる画期的なスマートウォッチでの入院患者向け健康管理ソリューションのデモンストレーションを行ったほか,最新の無線規格であるWi-Fi7によるネットワークやデータセンターの仮想化ソリューション,ランサムウエア対策としてのバックアップソリューションを紹介。来場者の関心を集めた。
スマートウォッチによる入院患者の健康管理ソリューションは,同社のスマートウォッチ「HUWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」が計測・検知した血圧,心電図,血中酸素濃度,皮膚温,平均心拍数,ストレス,睡眠中の呼吸の乱れといったデータを収集して一元的に管理する。例えば,病棟の入院患者に装着させることで,スタッフステーションのモニタ上で各患者のデータをリアルタイムに一覧表示する。これにより,看護師の業務負担を軽減できるほか,自動記録により転記ミスなどのヒューマンエラーを軽減することが可能となり,患者ケアに集中できるようになる。また,計測・入力などの看護師の業務が効率化されることで,残業時間の削減など働き方改革にも寄与する。このソリューションは2025年6月に石川県の恵寿総合病院において,世界初の取り組みとして実証実験がスタートしている。職員の負担を軽減しつつ,患者にとって身近で継続可能な健康管理の実現をめざすという。なお,血圧が測定できるスマートウォッチは,国内でも複数の機種が販売されているが,HUWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計は,管理医療機器の認証を受けており,高い信頼性を確保している。

管理医療機器の認証を受けている「HUWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」

管理医療機器の認証を受けている「HUWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」

 

スマートウォッチの自動計測・検知データの一元管理が可能

スマートウォッチの自動計測・検知データの一元管理が可能

 

Wi-Fi7によるネットワークについては,大阪府の多根総合病院の事例を紹介した。人工知能(AI)技術より通信トラフィックデータから最適な電波強度を自動調整する。データセンターの仮想化ソリューションは,電子カルテなどの医療情報システムのデータを集約でき,端末の処理速度向上をさせることが可能なほか,情報セキュリティの強化の観点からも有用である。また,バックアップソリューションは,データ保護ための「OceanProtect」を用いることで,高いデータ利用効率とランサムウエア対策を両立している。

多根総合病院のWi-Fi7ネットワーク事例を紹介

多根総合病院のWi-Fi7ネットワーク事例を紹介

 

医療情報システムのデータを集約できるデータセンターの仮想化ソリューション

医療情報システムのデータを集約できるデータセンターの仮想化ソリューション

 

高いデータ利用効率とランサムウエア対策を両立するバックアップソリューション

高いデータ利用効率とランサムウエア対策を両立するバックアップソリューション