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RSNA2015 東芝 - 核医学PET/CT「Celesteion」を治療計画用装置として提案

2015-12-2

TOP-PETが可能な「Celesteion」

TOP-PETが可能な「Celesteion」

RSNA 2015[第2日目:11月30日]

Toshiba America Medical Systems(東芝)はRSNA2015において,PET/CT「Celesteion」を放射線治療の治療計画用装置の仕様にして展示した。

Celesteionは,2014国際医用画像総合展(ITEM2014)において発表された東芝初のPET/CT。横浜市立大学で稼働中のほか,東京医科歯科大学でも導入の予定がある。450ピコ秒という時間分解能を達成しており,TOF-PETが可能で,高画質と高い定量性が得られる。ガントリの開口径はCT部が900mm,PET部が880mmというワイドボアを特長として,容易なポジショニングと最大700mmという広いFOVを実現している。CTは16列CTを採用しており,スライス厚が0.5mm,ガントリ回転速度が0.5s/rot。広い開口径により被検者の負担を軽減するとともに,CTには逐次近似応用再構成法である“AIDR 3D”が搭載されているため,撮影時の被ばくを低減し,被検者に優しい検査を行える。

今回はドイツのAP GmbH Laser Applikationenの放射線治療用レーザーポインター「LAP LASER DORADO nova」とフラット天板を組み合わせたシステムとして提案した。レーザーで位置を合わせて撮像を行い,そのデータを治療計画システムへ送る。治療計画用CTはワイドボアの装置が適しているため,従来「Aquilion LB」を提供していたが,治療計画にはCTの形態情報だけでなくPETの機能情報も加えることで,より高い精度での治療ができる。東芝では今後,日本でも治療計画用装置としてCelesteionを展開していくことを考えている。

放射線治療用レーザーポインター「LAP LASER DORADO nova」

放射線治療用レーザーポインター
「LAP LASER DORADO nova」

治療計画用の天板

治療計画用の天板


東芝メディカルシステムズ