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2020-4-15

高度な定位放射線治療を効率的に
実施可能なリニアック「TrueBeam Edge」

新グローバルメッセージである“Intelligent Cancer Care”をテーマに，これから到来するIntelligentな製品ポートフォリオによって提供できるがん医療の新時代を提案する。

まず，“HyperArc”は，当社の汎用型リニアック「TrueBeam」シリーズに搭載できる定位手術的照射の技術で，複雑な転移性脳腫瘍のノンコプラナー照射のワークフローを短時間で効率的に実施できるように設計されたIntelligentなソリューションである。効率化の一方で，正常組織への線量低減を実現し，バーチャル・ドライラン機能により安全性にも配慮した設計である。「TrueBeam Edge」はこのHyperArcが標準搭載されている。

放射線治療計画用ソフトウェア“Eclipse”は，以前より速く，品質の良い治療計画立案を可能にする。加えて，既存の機能であるナレッジベースプランニング“RapidPlan”は、過去の知識を活用した治療計画立案が可能で、個々の患者に適した質の高い計画を作成するための支援機能である。また，前バージョンから搭載された機能，MCO（Multi-Criteria Optimization）によってスライドバーで線量制約のバランスを取ることが可能となり，GPU（Graphics Processing Unit）によって線量計算の時間が短縮されたことの臨床的ベネフィットについても改めてお伝えしたい。

リニアック「Halcyon」もまた，より医療者が患者のために時間を活用できるよう，ワークフローを効率化し，質の高い治療を短時間で提供するIntelligentな設計である。このほか，当社のカスタマーサービスやトレーニング・エデュケーションを含め，これら一連のバリアンソリューションをIntelligentなトータルケアとして提案する。

HyperArcのバーチャル・ドライラン機能：治療機と患者の3Dモデル動画で衝突危険性を確認可能

MCO（Multi-Criteria Optimization）の画面例

ワークフローが効率化されたリニアック「Halcyon」