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アドバンスト・メディア,福島県 会津中央病院にて音声認識AmiVoice®を活用した「議事録作成支援システム」が本格稼働

2014-4-8

一般財団法人 温知会 会津中央病院は,(株)アドバンスト・メディアの音声認識AmiVoice®を活用した「議事録作成支援システム」を2014年1月より本格稼働を開始した。

高齢化による医療人口の増加が見込まれる一方で,日本の人口1,000人あたりの医師数は2.2人※1となっている。これはOECD加盟32ヶ国中28位で,諸外国と比較しても非常に低い水準である。特に,地方都市は医療従事者が慢性的に不足しており,福島県は47都道府県中44位※2となっている。病院数も年々減少傾向にある事から,医療機関・医療従事者にかかる負担は今後も増加する事が見込まれる。医療の質の維持と向上のための各種業務効率化は,今後も医療業界全体の大きな課題の1つになると思われる。

会津中央病院では,これまでもより質の高い効率的な医療体制を確保するために,ITシステムの構築,最新医療機器の整備,職員の研究及び教育に力を入れてきた。今回,導入が決定した「議事録作成支援システム」の活用も,業務効率化と業務の質の向上への取組の1つ。
「議事録作成支援システム」を使用する会議は,部長会議・役員会議・看護部会議などの重要会議が中心となるため,発言内容を細部まで反映した議事録の作成が必要となる。そのため,これまで録音1時間当たり約3~4倍の時間を費やして議事録を作成していたが,システム導入後は2分の1の時間で作成をする事が可能となった。

議事録作成支援システムの運用イメージ

議事録作成支援システムの運用イメージ

 

同システムは,音声認識AmiVoice®を活用し,自動で声を文字化する。過去数年に渡る病院会議の議事録を解析して新たに作成した会津中央病院専用の辞書を使用しているため,高い認識率を実現した。誤認識した箇所は,本システム内の編集ソフトウェアを用いて校正を行うことが出来る。キーボード操作のみで音声再生と文字編集が出来るため,作業時間を最小限にとどめる事が可能である。

「議事録作成支援システム」は,これまで東京都議会を始めとする日本全国の自治体・各省庁や一般企業など100件以上に導入がされている。アドバンスト・メディアでは,今後も病院などの専門業界を含めた幅広い分野にて議事録作成支援システムの拡販を予定している。

 

※注釈    
1 : OECD,「OECD Health Data 2011」調べ
2 : 福島県保健福祉部地方医療支援センター調べ(平成24年12月31日現在)

 

●問い合わせ先
(株)アドバンスト・メディア
議事録事業部  川嶋
TEL 03-5958-1045
FAX 03-5958-1033
E-mail:info@advanced-media.co.jp
http://www.advanced-media.co.jp/