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オリンパス,「ディスポーザブル把持鉗子」6種類を同時発売単回使用により,感染リスクの低減に寄与し安全な処置をサポート

2023-1-11

オリンパス(株)(以下,オリンパス)は,消化器科,呼吸器科における内視鏡治療で使用する処置具「ディスポーザブル把持鉗子」6種類を,2023年1月11日から国内で発売を開始する。

ディスポーザブル把持鉗子

ディスポーザブル把持鉗子

 

把持鉗子は,胃や肺,膵胆管において切除した組織の回収や異物の除去などに用いられる内視鏡用処置具。把持する対象物や症例に合わせて使い分けられるよう,さまざまな先端形状の鉗子がある。
今回発売する「ディスポーザブル把持鉗子」は,先端形状の異なる6種類を同時発売することで,幅広い臨床シーンに対応する。またディスポーザブル仕様により,感染リスク低減に寄与するだけでなく,消毒洗浄にかかる手間を低減させ,医療現場全体の効率向上にも貢献する。

製造販売元はオリンパスメディカルシステムズ(株)。

発売の背景

身体の中にある異物を内視鏡下で探し,把持鉗子で取り出す異物除去は,高齢者が義歯を飲み込んでしまうことや,乳幼児がコインやボタン電池を誤って食べてしまうことなどが主な原因とされている。異物によっては,消化管の粘膜を傷つけ,合併症を引き起こすなど,緊急の摘出が必要な場合もある。
今回発売する「ディスポーザブル把持鉗子」は,一回限りの使用が認められているディスポーザブル仕様のため,感染リスクの低減に寄与する。高度な感染管理が求められる緊急手術の際にも,より安全な処置をサポートする。また洗浄消毒が不要になるため,医療現場全体の効率向上にも貢献する。

主な特長

1. 先端形状の異なる6種類のラインアップにより,幅広い臨床シーンに対応
把持鉗子は,把持する対象物の大きさや形,また対象の部位によって使い分けられる。本製品は,先端形状の異なる6種類をラインアップしている。針やピンなどの滑りやすいものから,コインなどの平らものまで,対象物に適した形状を使用でき,幅広い臨床シーンに対応する。

ディスポーザブル把持鉗子各種の先端形状 (左から,FG-804L,FG-214P,FG-220P,FG-226C,FG-232L,FG-244NR)

ディスポーザブル把持鉗子各種の先端形状
(左から,FG-804L,FG-214P,FG-220P,FG-226C,FG-232L,FG-244NR)

 

2. ディスポーザブル仕様により,感染リスク低減に寄与
本製品は,滅菌済みディスポーザブル製品。術前の準備や洗浄が不要なため,感染リスクの低減に寄与する。また使用後に破棄するため,洗浄消毒や保管などの手間を低減させ,医療現場での効率向上にも寄与する。

 

●問い合わせ先
オリンパス(株)
http://www.olympus.co.jp