2025-4-13

EIZO ブース
EIZOは,“Making Each Life Visual”というキーメッセージの下,プレシジョン・メディシンで重要となる情報を映し出すモニター製品とその品質管理のためのソフトウエア,ツールを来場者にアピールした。2024年7月8日に厚生労働省告示で,「GSDFキャリブレーション機能付き画像診断用ディスプレイ」が一般医療機器となり,特定保守管理医療機器に指定された。同社はこれに速やかに対応して,国内初の特定保守管理医療機器となる画像診断用モニター「RadiForce RX370DD」を2024年10月に発表した。階調特性をGSDFに準拠するように調整された上で出荷される。導入後は,内蔵センサと品質管理ソフトウエア「RadiCS」でキャリブレーションを行うことで,表示性能を適切に管理できる。その後,さらに5メガピクセルの「RadiForce RX570DD」を11月に発表。2025年3月には7機種を追加し,現在,9機種の特定保守管理医療機器の画像診断用モニターをラインアップしている。

国内初の特定保守管理医療機器となる画像診断用モニター「RadiForce RX370DD」

「RadiForce RX370DD」は内蔵センサと
品質管理ソフトウエア「RadiCS」によるキャリブレーションが可能
今回の特定保守管理医療機器により,画像診断用モニターの品質管理は今まで以上に重要になっている。RadiCSに加えて,同社は,(1)モニター点検サービス,(2)閉域網を使用する「RadiNET Pro Guardian」,(3)インターネットを介する「RadiNET Pro Web Hosting」+チェックアッププラン,(4)オンプレミスタイプネットワーク品質管理ソフトウエア「RadiNET Pro」といった品質管理ソリューションを用意している。ブース内では,施設の運用やニーズに応じて最適な品質管理が行えるソフトウエア,ソリューションを提供していることをアピールした。

ユーザーのニーズに応じてモニターの品質管理をサポート
このほか,画像診断用モニターとして,USB Type-C入力端子を搭載した「RadiForce RX670」も関心を集めた。PCや周辺機器との接続が容易になり,快適な読影環境を構築できる。外装などには再生プラスチック採用し,梱包の簡素化を図るなど環境に配慮した製品であることも忘れてならない特長である。
なお,同社ブースは,今回もリユース,リサイクル可能な資材を採用。関心が高まるグリーンラジオロジーにもつながるサステナブルなブースになっている。

USB Type-C入力端子を搭載した「RadiForce RX670」

ブースにはリサイクル可能な資材を採用していることをアピール
●お問い合わせ先
社名:EIZO株式会社
住所:本社 〒924-8566 石川県白山市下柏野町153番地
TEL: ヘルスケア営業部 03-5764-3403
URL:https://www.eizo.co.jp