2025-4-13

ジェイマックシステムブース
ジェイマックシステムは,PACS,RISなどの既存の医療情報システムを確実にブラッシュアップして機能強化を図り,医療機関のニーズに応えている。今回は,「Provide Valueー受け継がれた思いを価値にー」をテーマに,ユーザーにとって価値のあるソリューションを紹介した。PACS,ビューア,レポートシステムのImaging Solutionコーナーでは,これまで技術展示として紹介してきた人工知能(AI)機能を,新たに「Rely-AI(リライ)」というブランドで展開していくことをアピールした。Rely-AIには,胸部単純X線画像に対して適応する「肋骨減弱機能」と「心胸郭比自動計測機能」がある。また,AIに関しては,大規模言語モデル(large language models:LLM)を用いて,診療録や看護記録を要約して退院サマリの作成などが可能となるシステムを技術展示した。オンプレミス型で,施設内にサーバを設置するため,セキュアに利用でき,医師をはじめとした医療者の業務負担を軽減する。同社のPACSビューアやRISとの連携し,画像診断報告書の作成などを効率的に行える。

「Rely-AI」で提供される「肋骨減弱機能」(右)

検診などでの読影を効率化する「心胸郭比自動計測機能」(右)
Imaging Solutionでは,核医学用画像融合システム「Fusion Plus」も紹介した。アミロイドPETにも対応しているほか,ワンクリックで容易に心臓三軸画像を作成できる。

「Fusion Plus」はワンクリックで容易に心臓三軸画像を作成が可能
IT Solutionのコーナーでは,RIS「ACTRIS」や被ばく線量管理システム「DoseChecker」を紹介した。ACTRISには,STAT画像所見報告への対応を紹介した。RIS画面上にボタンを設けて,クリックすることでSTAT画像所見報告のウインドウが表示され,文字入力が可能となる。また検査のミスを減らし,効率化や安全性を向上させる汎用チェック項目が設けられた。ACTRISについては,ブース内で岡山県の倉敷中央病院と接続して事例紹介が行われた。

STAT画像所見の作成を支援する「ACTRIS」

倉敷中央病院と接続してACTRISの導入事例として紹介
また,DoseCheckerについては,2025年中に日本の診断参考レベル(Japan DRLs)が発表される予定であることを受けて,保守費用内で対応することも紹介していた。
●お問い合わせ先
社名:株式会社ジェイマックシステム
住所:〒060-0034 札幌市中央区北4条東1丁目2-3 札幌フコク生命ビル10F
TEL:011-221-6262
E-mail:sales@j-mac.co.jp
URL:https://www.j-mac.co.jp/