2025-4-13

PSPブース
クラウドPACS「NOBORI」を中心にシステム,ソリューションを提要しているPSPは今回,PACSビューワの「NOBORI Viewer」の機能強化や,RISのクラウド化などのトピックスを用意。来場者にアピールした。NOBORI Viewerの機能強化については,まず2022年から協業しているキヤノンメディカルシステムズ社の読影支援ソリューション「Abierto Reading Support Solution」の解析用ビューワ「Findings Workflow」が内包され,シームレスに展開するようになったことが挙げられる。NOBORI Viewerのメニュー画面から「FWF解析表示」ボタンをクリックすることで,人工知能(AI)技術を用いたCT画像骨領域の経時的な所見探索を支援するアプリケーション「Temporal Subtraction For Bone(TSB)」などの解析結果について,所見候補文作成や過去解析画像との自動比較など,臨床ニーズに対応した最適な表示が可能となり,診断を支援する。また,NOBORI Viewerは病理のビューワを展開できるようになった。これにより,病理画像の参照が容易になり画像診断の効率化を図れる。

「NOBORI Viewer」から起動したキヤノンメディカルシステムズ「Abierto Reading Support Solution」のアプリケーション「Temporal Subtraction For Bone(TSB)」

NOBORI Viewerと病理のビューワもシームレスに連携
また,RISのクラウド化については,専用アプライアンス「NOBORI-CUBE」で提供する。クラウド化されることにより,管理の負荷が軽減する。データは東日本と西日本2か所のデータセンターに安全に保管される。

専用アプライアンス「NOBORI-CUBE」
「統合検査情報」と呼ばれるアプリケーションも紹介した。1つのアプリケーション内で,複数の部門システムに分散する患者の検査結果を統合管理し,患者ごとに検査を時系列でマトリックス表示する。サムネイルをクリックすると対応したアプリケーションが展開される。対応機能としてはViewer,Reportをはじめ,検査公開や病理専用Viewerとの連携も可能となり,対応検査が拡大している。今後も臨床現場においてより効率的な情報収集が行えるよう機能強化を図っている。

「統合検査情報」のマトリックス画面
●お問い合わせ先
社名:PSP株式会社
住所:〒108-0075 東京都港区港南一丁目2番70号 品川シーズンテラス 25階
TEL:03-4346-3180
URL:www.psp.co.jp