ご挨拶
瀧口登志夫(キヤノンメディカルシステムズ株式会社 代表取締役社長)
2025-6-25

2025年は,日本で最初のX線CTが稼働してからちょうど50年になります。1975年8月,われわれの前身である東芝メディカルが販売した英国・EMI社製装置を用いて,日本で初めてのCT検査が東京女子医科大学で行われました。その後,CTは国産化され,今では広範囲を高精細に,わずか数秒で撮影できるようになり,その結果,より短時間で,より低被ばくに,人体の情報を取得することが可能となりました。CTが世界中の医療に大きなインパクトをもたらしたことは間違いありません。われわれキヤノンメディカルシステムズは,CTをはじめ,人体情報を得るための多くのモダリティ,そして,その情報を統合するHealthcare IT領域の技術・製品を開発・製造・販売・サービスし,現在,世界150以上の国と地域でご使用いただいています。今後さらに期待が高まるであろう個別化医療に向けて,より高精細なデータを高精度に解析し,その情報をより活用しやすい形で臨床にお届けすべく,今後も新たな開発を進めて参ります。
Advanced Imaging Seminar 2025では,基調講演と,MRI,CT,Healthcare ITの領域から5つのテーマについてご講演いただきます。本セミナーが皆様にとって実り多きものとなりますことを祈念しております。
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