医用画像博覧会 2020 GEヘルスケア・ジャパン - US
リアルタイム画像再構成とフルフォーカスによる高画質を実現したプレミアムハイエンド装置「LOGIQ E10」
2020-4-28
高画質画像で形態観察・質的評価を行える
「LOGIQ E10」
●高性能GPUと信号処理技術“cSound”の採用で
フルフォーカス・高画質を実現
GEのプレミアムハイエンドクラス汎用超音波診断装置「LOGIQ E10」は,2018年6月の発表以来,臨床現場から高い信頼を勝ち得ている。超音波検査は,低侵襲かつ簡便に検査が可能なことからニーズが高まっているが,早期発見・診断が求められる近年の医療において,超音波診断装置には微小な病変をとらえるために今まで以上の高画質が求められている。
この高度な要求に応えるために,GEでは,LOGIQ E10にNVIDIA社製の高性能GPUを搭載した。これにより,ソフトウエアベースでの超音波データの送受信,画像再構成がリアルタイムで可能となった。従来装置は,ハードウエアベースでデータ送受信,画像再構成が行われていたが,固定の画像処理プロセスによって制御されていたため,高分解能と高感度の両立には限界があった。そこで,LOGIQ E10では,高性能GPUによる高速な演算処理と新たな信号処理技術のcSoundにより,多方向からの膨大な超音波データを全深度・全方位にピクセルレベルで合焦させてリアルタイムで画像再構成を行うようにした。そのため,近位部の画質が向上したほか,深部まで均一なフルフォーカスの画像を高いフレームレートで得られる。また,プローブには深部から浅部までを高画質で描出する「XDclear」を採用。さらに,有機ELディスプレイを搭載し,リアルタイムの画像再構成で得られた高画質画像を高精細に表示できるため,詳細な形態観察,質的評価が可能となる。
また,LOGIQ E10は,ストレスフリーで血流評価を行える。血流イメージング技術“B-Flow”は,独自のコード技術を採用しており,微細な血流信号を増幅して画像化するが,GPUでの画像再構成によって,感度や空間分解能,フレームレートといった基本性能が向上。超低流速から高流速までを明瞭に描出する。加えて,“Auto Doppler Assist”機能によって,関心領域の位置や角度をワンボタンで設定でき,検査効率を上げることが可能だ。
このほかにも,LOGIQ E10は,ワンタッチで肝硬度測定が可能な“Shear Wave Elastography”の搭載に加え,raw data保存ができるため過去画像とスキャンパラメータを合わせた上での比較表示や,CT,MRI,コーンビームCT画像とのフュージョン表示などが可能。簡単な操作で客観性の高いデータを提示して,検査や診断を支援する。
(文責・編集部)
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