東芝/東芝メディカルシステムズは，電子カルテシステム，PACSなどの医療情報システムを展示したほか，「ウエアラブル・モバイルヘルスコーナー」に出展し，ウエアラブルデバイスを来場者の注目を集めた。

クラウドサービス「Healthcare@Cloud」の地域医療連携機能が強化され，「Healthcare@Cloud 医用画像地域連携サービス」として提供が開始された。新サービスでは，連携先の診療所などから，24時間365日Webで検査依頼・予約ができるようになる。検査結果は中核病院からデータセンターにアップロードされ，依頼元はその画像をダウンロードして，画像を参照できる。依頼元は，「SASTIK」というUSBタイプのキーをPCに差し込むことで検査依頼・予約ができ，高いセキュリティを実現している。

また，総合健診システム「HealthcareAgent」も新製品として紹介された。健診施設における発送物の管理が容易に行える。また，検査・診療業務にかかわる医療スタッフにも，健診の進捗状況や検査の結果が確認しやすい機能が搭載されている。このほか，「つぶやきSNS」の技術を用いた施設介護サービスを支援する「CARESTAGE」（参考展示）のデモンストレーションも行われた。

ウエアラブルデバイスでは，活動量計「Actiband」が展示されたほか，生体センサの新型「Silmee W20/W21」が参考展示された。

セキュアに検査依頼・予約ができるHealthcare@Cloud 医用画像地域連携サービス	HealthcareAgentのレイアウト作成ツール機能
音声入力に対応し地域包括ケアを支援する CARESTAGE（参考展示）   見守り機能が追加されたSilmee W20/W21 （参考展示）	カラフルなラインナップのActibandは2週間連続稼働でライフログを記録