エクセル・クリエイツ,統合型データ管理システム「FORZ」や新たなクラウドPACSのサービスを紹介
2025-8-20

画像を中心に院内の医療情報を統合管理する
「FORZ」シリーズを展開するエクセル・クリエイツ
エクセル・クリエイツは,統合型データ管理システム「FORZ」シリーズを中心に展示した。FORZシリーズは,PACS,RIS,レポート,線量管理,検体検査,健診などさまざまな部門に合わせたシステムを統合的に構築できるのが特徴だ。PACSでは,CTやMRIなどのDICOMデータや,内視鏡やPDFなど非DICOMデータを管理でき,ビューワやレポートシステムなどと連携して,マルチモダリティPACSとして運用できる。FORZのPACSの特徴の1つが,各種検査データを患者ごとに時系列表示できるLine-View機能だ。Line-Viewでは,タイムラインに沿って表示されたアイコンをクリックすることで該当データをビューワで簡単に参照できる。
FORZのPACSには,WEBビューワで施設内の電子カルテ端末やタブレット端末からPACSのデータを参照できるWEB-PACSもラインアップされている。そのほか,検体検査,内視鏡画像,マンモグラフィビューワ,健診システムなど,施設のニーズに合わせたシステムが提供できる。
展示では,新たに画像データをクラウドに保存する「クラウドPACS」を紹介した。院内にゲートウェイPCを設置して保存した画像をクラウドにもアップロードすることで,遠隔地との画像共有なども可能になる。導入の初期費用20万円,ランニングコストは3万円 / 月間程度で構築できる。

患者データを時系列表示するLine-View機能が特徴のPACS

WEBビューワで院内の電子カルテ端末からも画像参照を可能にするWEB-PACS