インフォコム,完全成果報酬型集患支援サービスなど運営支援や業務効率化を支えるソリューションをPR
2025-8-8

病院経営や働き方改革を支援する
ソリューションを展示したインフォコム
インフォコムは,医師の働き方改革への対応や業務効率化,病院経営サポートを支援するソリューションを提案した。
昨2024年も展示した病院の集患を支援する地域医療連携クラウド「mProbe」は,2025年6月より医療業界で初めて(同社調べ)の「完全成果報酬型」集患支援サービスとして提供を開始したことをアピールした。当初はサブスクリプション型で提供していたが,リリース後にサービスを利用した89%の病院で紹介患者の増加に成功,平均2.38億円の紹介患者収入のアップという実績を踏まえてサービス開始となった形だ。初期(初年度)費用がかからないことに加え,成果が出なかった場合には費用が発生しないため,投資リスクを最小限に抑えてスタートすることができる。
mProbeは,クラウド型の集患分析システムと,データ分析から戦略立案,訪問活動の支援,資料作成,評価まで,専門チームが支援する伴走サポートで構成される。完全成果報酬型では,双方で合意した基準値から増収した紹介患者収入の売上総利益の5%を成功報酬として支払う。

医療業界初(同社調べ)の完全成果報酬型集患支援サービス「mProbe」
手術部門支援システムでは,以前より提供している「ORCHID」を中小規模病院向けに再編した「ORCHID Lite」を提案した。ORCHIDは,電子カルテや医事会計システム,生体情報モニタ,JSA麻酔台帳などと接続し,手術部門のスケジュール管理や記録作成,台帳・統計出力などの業務を支援するシステム(部門管理,実施入力,標準帳票が基本パッケージ)。ORCHID Liteでは,カスタマイズの範囲や提供する機能を絞って価格を抑えることで,導入ハードルを下げた。中小規模病院だけでなく,手術件数や手術室数,診療科が限られた専門病院などもターゲットとしている。手術室の運用を効率化するスケジュール管理機能は,手術の進捗状況をリアルタイムに色別で表示することで,業務コントロールをしやすくしている。実施入力においては,薬剤や材料のセット登録やバーコード入力に対応し,業務の効率化を支援する。

手術の進捗状況を色別で表示し,一目で状況を把握できるスケジュール管理機能

術式や病名などに合わせて術中に使用した薬剤や材料をセット登録できる実施入力

術中のバイタルを自動記録し,麻酔科医をサポートする麻酔器録作成機能(オプション)