アイ・オー・データ機器,PC周辺機器の豊富なラインアップを生かし医療機関のDXを支援
2025-8-26

豊富なPC周辺機器のラインアップを生かし
て医療DXを支援するアイ・オー・データ機器ブース
アイ・オー・データ機器は,オンライン資格確認端末やサイバーセキュリティ対策のためのバックアップソリューション,医用画像参照用ディスプレイなど,PCの周辺機器メーカーとして培った技術や製品をベースに医療DXの推進に貢献する製品を多数展示した。
参考展示されたオンライン資格確認端末「APX2-MEDICAL / QCD」は,USB Type-CのDisplayPort Alternate Modeに対応したタイプ。受付などスペースのない場所で,ケーブル1本で電源を供給しながらディスプレイを設置でき,患者の操作画面をモニタできる。アイ・オー・データ機器のオンライン資格確認端末は,SSD2台のRAID構成で冗長化して受付業務を止めない設計や,5年間の保守を標準装備しており,日本医師会ORCA管理機構より唯一オンライン資格確認専用端末メーカーとして推奨を受けている。

USB Type-CのDisplayPort Alternate Modeに対応したオンライン資格確認端末を参考展示

省スペースや高い信頼性で医療機関の資格確認業務をサポート
サイバーセキュリティ対策バックアップストレージセット「BCSP-LVREUTシリーズ」は,法人向け2ドライブNASの「ランディスク」とカートリッジタイプの外付けHDDを組み合わせたバックアップシステム。ランサムウエアなどの攻撃を受けた場合に,ネットワーク上でNAS(ランディスク)は見えるが,外付けHDDは見えない(ネットワークからアクセスできない設定になっている)ため,暗号化を避けることができる。さらに,外付けHDDのHDDカートリッジは取り出すことができる(エアギャップ)ため,物理的にオフラインにすることが可能で,このHDDを金庫や遠隔地に送ることで災害時の対応も可能となる。バックアップ用のHDDを複数用意し,日替わりや週替わりでカートリッジを入れ替えることで,障害時に感染などのリスクを切り分けて安全な復旧が可能になる。

サイバーセキュリティ対策バックアップストレージセット「BCSP-LVREUTシリーズ」

エアギャップ(物理的なオフライン)でサイバー攻撃や災害時に確実なデータのバックアップを実現
PCなどの周辺機器を手掛けるアイ・オー・データ機器は,2021年にスタートしたオンライン資格確認の専用端末の取り扱いをきっかけに医療分野の市場に参入。豊富なラインアップを生かして,医療現場のDXを支援している。医用画像参照用ディスプレイでは,オフィス向けでは国内シェアNo.1の実績を生かし,参照用ディスプレイとして通常の電子カルテ端末のディスプレイより,表示性能の高い製品をリーズナブルな価格で提供しており,診察室での患者説明用や放射線科における検像用などで採用されている。展示では,
3.6MPで27型ワイドディスプレイの「MediCrysta LCD-MDQ271A」,2MPで23.8型ワイドディスプレイの「MediCrysta LCD-MD241D」などを紹介した。

高解像でリーズナブルな医用画像参照用ディスプレイをラインアップ