エムネス,画像診断支援AIや健診システムなどのクラウドサービスと連携した「LOOKREC」をアピール

2025-8-20


クラウドネイティブのPACS「LOOKREC」を核にした製品を展示したエムネスブース

クラウドネイティブのPACS「LOOKREC」を核にした
製品を展示したエムネスブース

クラウド型医療情報管理共有システムを展開するエムネスは,医療支援クラウドサービス「LOOKREC」を中心に企業と連携して展開するさまざまなサービスを紹介した。LOOKRECは,Google Cloudを利用したクラウドネイティブのPACSシステムで,CT,MRI,X線画像のほか,超音波や心電図,内視鏡などの非DICOMデータもDICOM変換して一元管理できる。クラウド型のため,ローカルにサーバなどの機器を必要とせず,インターネット接続環境があればサービスを利用できる。現在は,クリニックを中心に全国1400施設以上で利用されている。

展示では,LOOKRECとエルピクセルの画像診断支援AI「EIRL」と連携した新たなプランがスタートしたことをアピールした。エルピクセルが展開しているクラウド型の「EIRL Cloud」とLOOKRECをAPI連携することで,解析のために画像データのアップロードやダウンロードをする必要がなく,診断支援AIをシームレスに利用できるのが特徴だ。LOOKRECでは,解析したい画像を開きビューワ上でAI解析のボタンをクリックすることで,解析結果が表示される。現在利用できるのは,胸部X線(EIRL Chest XR,EIRL Chest Nodule),MRI(EIRL Brain Aneurysm)の3種類。
また,2025年7月からスタートした,アイテック阪急阪神のクラウド型健診システム「Smart TOHMAS」とのデータ連携についても紹介した。Smart TOHMASは,予約管理,受付,結果入力,判定,報告書出力といった健診業務に必要な機能をクラウドサービスとして提供されている。LOOKRECとのデータ連携によって,胃部X線,胸部X線などの所見データがシームレスに連携でき,健診業務の効率化や医療従事者の負担軽減,質の高い健診サービスの提供が可能になる。

LOOKRECとエルピクセルの画像診断支援AI「EIRL」との連携でシームレスに利用可能。

LOOKRECとエルピクセルの画像診断支援AI「EIRL」との連携でシームレスに利用可能。

 

LOOKRECでEIRL Brain Aneurysmの結果を表示

LOOKRECでEIRL Brain Aneurysmの結果を表示


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