病院経営改善に向け医療DXを推進する国際モダンホスピタルショウ2025が開催

2025-8-6


会場は東京ビッグサイト西展示棟

会場は東京ビッグサイト西展示棟

医療DXにかかわる医療情報システム・医療機器などを展示する「国際モダンホスピタルショウ2025」が7月16日(水)〜18日(金)の3日間,東京ビッグサイト西展示棟を会場に行われた〔主催は(一社)日本病院会/(一社)日本経営協会〕。テーマは,「健康・医療・福祉の新たなステージ~いのち輝く安心社会2025~」。なお,6月2日(月)~7月31日(木)の期間でオンラインでも行われた。
初日7月16日の開場前には,恒例の開会式があった。

恒例の開会式でのテープカット

恒例の開会式でのテープカット

 

まず,日本病院会会長の相澤孝夫氏が主催者挨拶を行った。相澤氏は,社会的な問題にもなっている病院経営の厳しい現状について言及した。日本病院会など6団体が公表したデータでは,2024年度診療報酬改定後に61.2%の病院が赤字となっている。相澤氏は,苦しい状況を打開するためにも医療DXによる効率化の必要を説明し,国際モダンホスピタルショウ2025開催の意義を強調した。

相澤孝夫 氏(日本病院会)

相澤孝夫 氏(日本病院会)

 

開会式には,このほか日本経営協会理事長の引野隆志氏,厚生労働省大臣官房医薬産業振興・医療情報審議官の森 真弘氏,(公社)日本医師会常任理事の城守国斗氏(松本吉郎会長の代理),(公社)日本看護協会会長の秋山智弥氏,(株)メドレー代表取締役社長CEOの瀧口浩平氏(出展者代表),ホスピタルショウ委員会委員長の大道 久氏が出席した。

引野隆志 氏(日本経営協会)

引野隆志 氏(日本経営協会)

 

森 真弘 氏(厚生労働省)

森 真弘 氏(厚生労働省)

 

城守国斗 氏(日本医師会)

城守国斗 氏(日本医師会)

 

秋山智弥 氏(日本看護協会)

秋山智弥 氏(日本看護協会)

 

瀧口浩平 氏(メドレー)

瀧口浩平 氏(メドレー)

 

大道 久 氏(ホスピタルショウ委員会)

大道 久 氏(ホスピタルショウ委員会)

 

今回は,前回の大きく上回る300の企業・団体が出展。また,展示以外にも相澤氏が基調講演を行ったオープニングセッション「安心して暮らし続けることのできる社会を目指してー医療・介護・福祉連携の構築ー」のほか,多数のセミナーが用意された。さらに,企画者企画として「より良い病院経営のために」と「健康医療情報の共有によるパーソナライズドヘルスケアの未来」の2つの展示エリアが設けられた。来場者数は16日が1万1186名,17日が1万2004名,18日が1万2455名で,3日間合計3万5645名となり,こちらの数字も前回の3万5408名を上回った。


国際モダンホスピタルショウ2025
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