Ubie,AI技術で医療機関における業務効率化を支援する「ユビー生成AI」をアピール

2025-9-1


医療機関の事務業務の負担をAIで解決するソリューションを提供するUbie

医療機関の事務業務の負担をAIで解決する
ソリューションを提供するUbie

Ubieは,AI技術を活用して医療機関における業務効率化を支援する「ユビー生成AI」を展示した。Ubieは,2018年からAIを用いた問診システムである「ユビーAI問診」を展開し,現在全国で1800を超える施設に導入されている。2024年5月に汎用LLM(大規模言語モデル)と同社のノウハウを生かした医療特化AIによるユビー生成AIのサービスをスタートした。一般的な生成AIサービスは医療機関特有のセキュリティ要件への対応が課題となることがあるが,ユビー生成AIは生成AIをデータ学習をしない状態で提供し,セキュリティについても3省2ガイドラインに準拠するなど,安心して利用できる環境を提供する。LLMとUbieの医療に特化したAIを融合することで,精度の高いアウトプットを実現している。
文章などのアウトプットの生成は,命令文と生成に使うデータの組み合わせで,さまざまな業務に対応できる。各種サマリーや紹介状,診断書などの医療関連文書の生成ができ,医師や看護師だけでなく薬剤師や栄養士などさまざまな職種にも対応して事務作業を効率化する。また,診療記録などのテキストデータだけでなく,音声や画像,PDFから文章生成も可能で,議事録や患者とのインフォームドコンセント(IC)の記録,診察中の会話からの生成や,お薬手帳や検査データからの生成も可能だ。ユビー生成AIで対応可能な業務としては,看護師や医師の退院サマリの作成,紹介状作成,療養計画書などワードやエクセル形式の文書,音声からは議事録やIC記録,画像からの紹介状文字起こし,お薬手帳や検査データからのテキスト化など。今後,DPCコーディングの支援などの機能も追加される予定だ。

ユビー生成AIはテキスト,音声などマルチモーダルのデータに対応

ユビー生成AIはテキスト,音声などマルチモーダルのデータに対応


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