コニカミノルタジャパンブース

今年，創業150周年を迎えるコニカミノルタは，「Feel the Scene, Feel the Value. 体感，新臨床風景。」をブースコンセプトに掲げ，同社製品が医療現場にもたらすさまざまな価値を，実際に見て，触れて，体感できるブースを展開した。

なかでも最も多くの来場者が製品を「体感」していたのが，動態回診車「AeroDR TX m01」と動態撮影対応ワイヤレスDRシステム「AeroDR fine motion」のコーナー。AeroDR TX m01の実機が複数展示され，ICUなどベッドサイドでの撮影における快適な操作性などを実際に体感するする姿や，AeroDR fine motion ではくぼみ設計による持ちやすさの向上効果などを確認する姿が見られた。また，AeroDR TX m01の最大の特長は，パルスX線の連続照射による動画撮影に対応していることである。展示では，X線動画解析ワークステーション「KINOSIS」と組み合わせることで，胸部や整形領域において，静止画では提供できない，より多くの情報を提供できることなどがアピールされた。

ユーザビリティに優れた動態回診車「AeroDR TX m01」

動態撮影対応ワイヤレスDRシステム「AeroDR fine motion」

X線動画解析ワークステーション「KINOSIS」による血管解析の一例

一般撮影の新ワークフロー「RAD Link」のコーナーでは，一般撮影コンソール「CS-7」が，放射線情報システム「FINO.WorkManage」，一般撮影 マネジメントシステム「RADInsight」，被ばく線量管理システム「FINO.XManage」とシームレスに連携し，撮影業務のさらなる効率化が図られたことが紹介された。

撮影業務の効率化を図る一般撮影の新ワークフロー「RAD Link」

さらに，胸部X線画像診断支援AIソフトウエア「CXR Finding-i」のコーナーでは，AIを用いた病変検出の実際が紹介されたほか，Womenʼs Healthのコーナーでは，超音波併用乳がん検診における新しいワークフローが提案された。

胸部X線画像診断支援AIソフトウエア「CXR Finding-i」での病変検出の一例

Womenʼs Healthのコーナーでは超音波併用乳がん検診における新しいワークフローを提案