インフォコムブース

インフォコムは，「Information SystemからIntelligence Systemへ」をテーマに，「iRadシリーズ」の新製品・新機能を中心に展示を行った。
新機能として，検像システム「iRad-QA」に7月より標準機能として提供されるAIを用いた「肋骨陰影減弱」と「CTR計測」を展示した。iRad-QAで胸部CR画像を受信すると自動で解析が行われ，元画像と併せて表示・PACSに送信できる。肋骨に重なった病変の見落としを防ぎ，手動での計測の手間を削減することで，医師の読影をサポートする。

また，レポーティングシステム「iRad-RW」とシーメンスヘルスケアの画像診断支援AIソフトウエア「AI-Rad Companion（AIRC）」を連携した運用例も紹介した。レポート作成画面内にAIRCから出力された画像解析結果を表示し，解析結果の所見入力を支援するテキスト生成機能とあわせて，スムーズなレポート作成を支援する。

放射線情報システム「iRad-RS」には，STAT画像報告に活用できるコメント欄やルート確保情報を共有するための機能などが追加され，タスクシフト/シェアが進められている放射線業務に柔軟に対応するシステム開発を行っていることをアピールした。

検像システム「iRad-QA」に提供される新機能「肋骨陰影減弱」

「iRad-RW」と「AI-Rad Companion（AIRC）」の連携を紹介

タスクシフト/シェアが進む放射線業務に対応する機能を追加した「iRad-RS」