ジェイマックシステムブース

ジェイマックシステムは，「Provide Value　これからも患者さまのために」をテーマに掲げて展示を行った。ブース内は，PACS・ビューワを中心としたImaging SolutionとRIS・線量管理をメインとしたIT Solutionといったコーナーを設けて，医師の働き方改革や認知症対策などに対応した新機能などを来場者にアピールした。

PACS「XTREK F.E.S.T.A」のビューワ「XTREK VIEW」には，新たに「ハンギングプロトコル機能」が採用された。過去画像との比較読影など，目的に応じて画面レイアウトを設定しておくことで，自動的に表示されるようになる。これにより読影効率が向上する。ユーザー自身で設定を作成・変更することも可能である。もう一つの新機能である「画像新着通知機能」は，検査後にPACSに送信された画像を順次読影していく際に，同じシリーズの画像が新たにサーバに保管されると，モニタ上に表示して読影医に知らせる。

また，2023年に早期アルツハイマー型認知症の治療薬「レカネマブ」の承認に伴いアミロイドPETが保険収載されたことを受け，核医学用画像融合システム「FUSION Plus」もアミロイドPETに対応した。このほか，Imaging Solutionのコーナーでは，技術展示として，人工知能（AI）による解析を行う「肋骨減弱機能」と「心胸郭比自動計測機能」（いずれもW.I.P.）のデモンストレーションを行った。

一方，IT Solutionでは，RIS「ACTRIS」と被ばく線量管理システム「DoseChecker」を紹介した。ACTRISはユーザー自身が画面レイアウトを設定できるのが高く評価されている。新たにSTAT画像報告の状況を管理できるようになった。

PACS「XTREK F.E.S.T.A」のビューワ「XTREK VIEW」には新たに「ハンギングプロトコル機能」を搭載

核医学用画像融合システム「FUSION Plus」はアミロイドPETに対応

AIによる「肋骨減弱機能」（左）と「心胸郭比自動計測機能」　（右）（いずれもW.I.P.）