ITEM2025 キヤノンメディカルシステムズ ブースレポート 
世界初のマルチポジションCT「Aquilion Rise」をはじめ,新しい医療価値を創出し,医療の効率化と質の向上に貢献するソリューションを披露


2025-4-24

キヤノンメディカルシステムズ


キヤノンメディカルシステムズブース

キヤノンメディカルシステムズブース

キヤノンメディカルシステムズは,ITEM 2025初日のアンベールイベントで初披露し,会場の話題をさらった世界初のマルチポジションCT「Aquilion Rise」をはじめ,X線システム,超音波診断装置,ヘルスケアITなど数多くの新製品を1300m2の広大なブースに展開した。展示テーマに掲げられた「Meaningful innovation. Made possible.」には,AI活用やモダリティとヘルスケアITの連携を加速することで,イノベーションを創造し続けながら医療の効率化と質の向上に貢献するとの思いが込められている。AIソリューションブランド「Altivity」の下,2018年から取り組む各モダリティへのAI技術の実装については,2025年より新たにデジタルラジオグラフィ(DR)とマンモグラフィにAIを活用したノイズ除去技術を搭載するなど,着実に歩みを進めている。
ブース入り口のエリアでは,同社の社会・環境課題への取り組みも紹介された。社会課題に対しては,ピンクリボン運動に参加して乳がん検診の啓発をサポートしているほか,小児MRI検査で鎮静剤使用を低減するためのプロジェクト,リーグワン所属のラグビーチーム「横浜キヤノンイーグルス」のオフィシャルパートナーとしてスポーツ医療・整形外科領域に貢献するといった取り組みを展開している。また,環境課題の取り組みとしては,グループ全体でスローガン「Minimum Energy 360」を掲げ,さまざまな場面において省エネ・省資源を推進していることを紹介した。

ピンクリボン運動など社会・環境課題への取り組みを紹介

ピンクリボン運動など社会・環境課題への取り組みを紹介

 

●CT:世界初のマルチポジションCT「Aquilion Rise」が登場
●X線:画質やワークフローの向上で検査環境を改善する新製品・新ラインアップを紹介
●超音波:高画質とコンパクト性を両立し,幅広い検査に対応する「Aplio beyond」を初展示
●ヘルスケアIT:画像処理・解析のワークフローを改善する「Abierto Vision」
●MRI:病院経営や環境負荷軽減に貢献するMRIソリューションをアピール
●放射線治療:リニアックにラージボアCTを組み合わせた新ラインアップが追加
●核医学:臨床・運用・経営の価値を向上させるデジタル「Cartesion Prime / Luminous Edition」
●サービス:画像診断機器の一元管理で病院経営を支援する「FlexSync」

 

●CT:世界初のマルチポジションCT「Aquilion Rise」が登場

今年のITEMで大きな話題となったのが,ITEM直前に発売された世界初のマルチポジションCT「Aquilion Rise」である。1台で臥位・立位・座位の撮影が可能な,新しいCTカテゴリーが誕生した。2017年から慶應義塾大学と共同開発を進めてきた立位・座位CTをもとに製品化されたもので,世界1号機が慶應義塾大学病院で稼働を開始している。
Aquilion Riseは可動式の片持ちガントリと寝台で構成され,ガントリを90°回転かつ上下動することで臥位と立位/座位の撮影を可能とする。ガントリは80cmのワイドボア,80列検出器,最速0.35秒/回転のスペックを有し,ハイブリッドIR「Adaptive Iterative Dose Reduction 3D(AIDR 3D)」やノイズを選択的に除去するディープラーニング再構成技術「Advanced intelligent Clear-IQ Engine – integrated(AiCE-i)」,金属アーチファクトを低減する「Single Energy Metal Artifact Reduction(SEMAR)」,被ばく低減技術「SilverBeam Filter」を利用できる。
立位撮影では,患者はガントリ内に立てたポールやグリップにつかまり,ベルト固定も併用し体動を抑制して撮影する。座位撮影は専用イスに座っての撮影となる。直感的なワークフローも特長で,立位・座位のポジショニング時には上昇したガントリがチルトして患者や医療従事者の動線を広く確保する。また,支柱・天井・壁に設置されたカメラにより,患者の自動ポジショニングが可能である。さらに,AI技術を活用した自動化技術により簡便で直感的な操作性を実現する「INSTINX」により効率的な検査ワークフローを提供する。立位・座位撮影時は,赤外線を用いたエリアセンサーが患者の転倒など異常を検出しガントリ動作を自動停止するほか,ガントリ移動時には音が鳴り注意を促す設計で安全性も考慮されている。撮影操作は,立位・座位撮影も臥位撮影と同様に操作が可能。撮影範囲は座位では頭部から胸部まで,立位では頭部から足先(専用足置き台を使用)まで全身を撮影できる。
主なターゲットとしては放射線科や整形領域,検診施設などを想定している。立位撮影では,脊椎すべり症や膀胱脱など,立位でのみ症状が生じる疾患の診断や術前検査への応用が期待される。1台でさまざまな臨床ニーズに対応できることから,検査の幅を広げ,病院経営への貢献も見込まれる。展示では,検診施設で肺がん検診に立位撮影を利用する場合,シンプルなポジショニングと効率的なワークフローにより,従来の臥位撮影よりも検査あたりの時間短縮が期待できることが紹介された。

*患者の身長により異なる。

世界初のマルチポジションCT「Aquilion Rise」

世界初のマルチポジションCT「Aquilion Rise」

 

可動式片持ちガントリにより立位・座位での撮影を実現

可動式片持ちガントリにより立位・座位での撮影を実現

 

立位撮影ではポールやグリップを活用して体動を抑制し,スムーズなポジショニングが可能

立位撮影ではポールやグリップを活用して体動を抑制し,スムーズなポジショニングが可能

 

鼠径ヘルニアや脱膀胱,腰椎すべり症など,立位で症状が現れる疾患への応用が期待される。

鼠径ヘルニアや脱膀胱,腰椎すべり症など,立位で症状が現れる疾患への応用が期待される。

 

●X線:画質やワークフローの向上で検査環境を改善する新製品・新ラインアップを紹介

Angio CTにおいて,同社は30年以上の歴史を持つパイオニアであり,CTと血管撮影装置の一体的な運用を強みに全世界で280台以上の納入実績を持つ。今回,新たに血管撮影装置「Alphenix Sky+」と80列マルチスライスCT「Aquilion Exceed LB」を組み合わせたラインアップを追加した。90cmの大開口径を持つCTと組み合わせることで,穿刺時のワークスペースを広く確保できる。また,血管撮影装置では,2023年8月発売の「Alphenix / Evolve Edition」で利用可能なディープラーニングを活用したリアルタイム画像処理「αEvolve Imaging」が第二世代に進化したことをアピールした。ユーザーからのフィードバックを受けて追加学習したαEvolve Imagingは,ノイズ低減やデバイス・血管のコントラスト向上に加え,特有の背景ノイズやデバイス・血管のにじみを抑制し,自然な画質を提供することで,よりワイヤーやステントを視認しやすくなり,治療への寄与が期待される。

大開口径の「Aquilion Exceed LB」と組み合わせたAngio CTをラインアップ

大開口径の「Aquilion Exceed LB」と組み合わせたAngio CTをラインアップ

 

リアルタイム画像処理「αEvolve Imaging」が第二世代に進化

リアルタイム画像処理「αEvolve Imaging」が第二世代に進化

 

多目的デジタルX線TVシステムでは,Cアームの新製品「Ultimax-i / Unity Edition」を発表した。フラットパネル(i-FPD)と画像処理系(i-DR)の一新により,透視・撮影ともに濃度分解能16bitのデジタル信号とし,さらにi-DRにダイナミックレンジ拡大「Dynamic Range Expansion(DRE)」を実装することで,関心領域の視認性を維持したまま,直接線領域のデバイスも視認可能になった。これにより,穿刺位置の精度を向上させるなど穿刺手技を支援する。また,デバイスを強調表示する画像処理条件「Accent」は強調度を透視中にも切り替え可能となり,流れを止めることなくシーンに応じて切り替えることで,低被ばく,高画質な透視像での処置を可能にする。ハード面では寝台動作off機能を強化し,操作軸の動作のオンオフをより細かく設定できるようになった。

Cアーム多目的デジタルX線TVシステム「Ultimax-i / Unity Edition」

Cアーム多目的デジタルX線TVシステム「Ultimax-i / Unity Edition」

 

ダイナミックレンジ拡大「Dynamic Range Expansion(DRE)」では直接線領域のデバイスも視認可能

ダイナミックレンジ拡大「Dynamic Range Expansion(DRE)」では直接線領域のデバイスも視認可能

 

一般X線撮影システムでは,新製品の「Radrex i5 / Flex Edition」を展示した。使いやすさと検査効率化を追求したシステムで,軽量化したX線管保持装置は移動時の初動に必要な力を従来モデルより66%低減している。ハンドル周りのデザインも一新され,前面の角度計は立位と臥位を分けることで,一目で斜入角度を確認することができる。また,キヤノン社製DR「CXDI」との連携を進めているのも特長だ。CXDIのコンソールパネルに発生器のコンソールパネルを一体化でき,省スペースを実現するほか,AIを活用した「Camera Assist」機能(オプション)により,操作室モニタでの被検者状態の確認や,プロトコルとポジショニングの整合性のリアルタイム判定が可能で,スムーズな検査を支援する。

使いやすさと検査効率化を追求した「Radrex i5 / Flex Edition」

使いやすさと検査効率化を追求した「Radrex i5 / Flex Edition」

 

マンモグラフィを紹介するエリアでは,トモシンセシス対応の「Pe・ru・ru LaPlus」を展示するとともに,マンモグラフィに最適化されたノイズ低減処理AiCEが登場したことを紹介した。CXDIシリーズのノイズ低減処理技術である「intelligent NR」をマンモグラフィに応用したもので,ノイズを低減することで乳腺中の淡い石灰化の視認性が向上すると期待される。また,画像処理における自由度が向上し,乳腺内/乳腺外コントラストをより最適化できるなど,読影しやすい画像の提供が可能になる。

マンモグラフィに最適化されたノイズ低減処理AiCE(右)

マンモグラフィに最適化されたノイズ低減処理AiCE(右)

 

●超音波:高画質とコンパクト性を両立し,幅広い検査に対応する「Aplio beyond」を初展示

超音波診断装置では,プレミアムハイエンドの「Aplio i800/ Prism Edition」,携帯型超音波診断装置「Aplio air」,そしてITEM直前に販売開始となったプレミアムハイエンドクラスの性能とコンパクト性を両立した超音波診断装置「Aplio beyond」の3機種が展示された。
Aplio beyondは,Aplio i-series / Prism Editionから継承した「iBeam+」や装置独自の画像処理「Precision Plus Fine Processing mode(PPFP)」による高画質と,豊富なアプリケーションにより,超音波検査室などにおける全身の検査ニーズに応える。PPFPは信号そのものに処理をかけることで,辺縁がシャープで境界明瞭な高分解能画像を高いフレームレートで描出する。140°の広視野角スキャン「SuperWide View」にも対応し,高効率な検査が期待できる。31本のプローブに対応し,心臓4Dを除く幅広い検査で活用できる。また,Aplio i-series / Prism Editionと比べ,装置本体を17%軽量化,電力消費量が50%以上削減されるなど,コンパクト性や環境負荷の低減も実現している。
一方,Aplio i800/ Prism Editionは,検査・診断だけでなく穿刺手技のガイドや治療効果判定などまでカバーするプレミアムハイエンド装置。穿刺をサポートする「Smart Fusion」や,AIを活用した心臓の断面認識・波形認識など自動化機能を搭載し,より高度な検査,手技支援を可能にする。ブースでは,穿刺用プローブ「i8CXP1」などと併せて展示し,スクリーニングから精密検査までオールインワンにサポートすることをアピールした。

高い性能とコンパクト性を両立した「Aplio beyond」

高い性能とコンパクト性を両立した「Aplio beyond」

 

小型・軽量・ワイヤレスなAplio airは,両端にコンベックスとリニアのプローブを搭載したデュアルヘッドプローブを採用し,スマートフォンやタブレットに専用アプリをインストールして使用する。携帯型ながら高画質が特長で,頸動脈内膜の厚さや膀胱容量などの自動計測機能なども搭載する。約200gと軽量なプローブには約70分駆動可能な大容量バッテリーが内蔵されており,院内外のさまざまな場所で活用できる。また,スマートフォンなどに内蔵されたカメラで撮影した画像を超音波画像と一緒に保存できるアプリケーション「ApliCam」に対応し,ボディマークや患部の記録として活用できる。

多彩なシーンで活用できるデュアルプローブの携帯型超音波診断装置「Aplio air」

多彩なシーンで活用できるデュアルプローブの携帯型超音波診断装置「Aplio air」

 

●ヘルスケアIT:画像処理・解析のワークフローを改善する「Abierto Vision」

ヘルスケアITでは,2024年11月に発売した医用画像解析ワークステーション「Abierto Vision」がITEM初展示となった。マルチモダリティの画像を三次元的に処理し,AIを活用した自動化技術や多彩な解析アプリケーションにより,画像解析のワークフロー改善を支援する。ワンクリックで高精度に全身血管や脳動静脈分離,椎体の抽出・分離(W.I.P.)ができ,操作者の負担を低減し,医療現場の働き方改革に貢献することが期待される。「Vitrea」から先進的な解析アプリケーションも移植され,ベイズ推定により高精度に脳血流動態を解析しサマリーマップを表示する「頭部Perfusion」はERでも簡便に利用できることなどを紹介した。また,ユーザーインターフェイスをCTコンソールに近づけることで,CT操作からWSに移って処理をする際にシームレスな操作性を実現している。

ワンクリックの脳動静脈分離など多彩な解析アプリケーションを搭載した「Abierto Vision」

ワンクリックの脳動静脈分離など多彩な解析アプリケーションを搭載した「Abierto Vision」

 

急性期医療情報統合ビューアの「Abierto Cockpit for ER」は,初療室で発生したバイタル情報や患者情報,検査結果を収集・統合して1つの画面に表示する。ベッドサイドモニターと異なり,心拍などのバイタル情報をトレンドで表示できるため,回復傾向/悪化傾向を判断・共有しやすい。また,血液検査の結果をシステムから受信すると,画面にポップアップ表示するとともに,音声での自動読み上げが行われ,タイムリーに情報を得ることができる。混乱した初療室の現場においても救命に必要なデータを適時取得でき,救命率向上につながることが期待される。

バイタル情報をトレンドで表示する「Abierto Cockpit for ER」

バイタル情報をトレンドで表示する「Abierto Cockpit for ER」

 

●MRI:病院経営や環境負荷軽減に貢献するMRIソリューションをアピール

MRIでは,ITEM 2024で発表した「Vantage Galan 3T / Supreme Edition」を展示し,MRIソリューションにおける病院経営や環境への取り組みとあわせて紹介した。Vantage Galan 3T / Supreme Edition は,3T装置では初めてマグネットを内製化した装置で,高い磁場均一性を実現し,システム全体を最適化している。最大FOVが55×55×50cmへと拡大したことで,頭から骨盤までを3回で撮像できるなど検査効率の向上に貢献する。また,超解像画像再構成技術「Precise IQ Engine (PIQE)」やノイズ低減技術AiCEを搭載し,ハードとソフトの両面から高精細化と撮像時間短縮の両立を果たした。
あわせて今回の展示では,病院経営や環境負荷軽減に貢献するMRIソリューションを紹介した。リニューアルソリューションは,既存装置のマグネットを撤去せずに新しい装置に更新するもので,先進のDLR-MRIをコストと設置期間を抑えて導入できる。病院経営に貢献するソリューションとして,国内では160台ほどがすでに稼働している。また,マグネットを回収して再整備し,新品と同様の「Vantage Elan」として出荷する取り組みも行っており,全国で約30台が稼働している。
さらに,ヘリウムの使用量低減と安定稼働を両立するために,以前から推進しているSustainable Helium PROJECTを紹介した。冷凍機の性能向上により,これまで装置出荷時から稼働中に至るまでヘリウム追加をゼロにしてきたが,これからはコールドヘッド交換時のわずかなヘリウム追加も不要な仕組みを導入することで,生涯にわたって液体ヘリウムの補充ゼロをめざす。これにより,例えば計画停電時などにもMRI装置の復旧の迅速化につながり,ひいては効率的な検査の実現につながる。

高精細化と撮像時間短縮を両立する「Vantage Galan 3T / Supreme Edition」

高精細化と撮像時間短縮を両立する「Vantage Galan 3T / Supreme Edition」

 

●放射線治療:リニアックにラージボアCTを組み合わせた新ラインアップが追加

放射線治療領域では,エレクタのリニアックと自走式CTを同室に備えた「CT on Rail System」のラインアップに,90cmラージボアの80列CT「Aquilion Exceed LB」との組み合わせが加わった。CT開口径とリニアックのクリアランス(ガントリ-アイソセンタ間距離)が同一となり,大きな固定具を使用する場合にもCTで撮影可能な体位であれば,リニアックでも干渉することなく治療ができる。FOV拡大により体輪郭が欠けることなく描出でき,再現性も向上する。SEMARやAiCE-iを利用でき,明瞭な画像で正確なコンツーリングが行える。リニアックによるCBCTと比べて広範囲撮影,CT値の取得,軟部組織の描出が可能で,治療精度やワークフローの向上に貢献する。また,現在はMRI一体型システムで行われている,当日画像から再計画して,より精度の高い治療を行う即時適応放射線治療(online ART)への応用も期待される。

ラージボアCT「Aquilion Exceed LB」とリニアックを組み合わせた「CT on Rail System」

ラージボアCT「Aquilion Exceed LB」とリニアックを組み合わせた「CT on Rail System」

 

●核医学:臨床・運用・経営の価値を向上させるデジタル「Cartesion Prime / Luminous Edition」

核医学では,2024年のバージョンアップでTOF時間分解能が向上したデジタルPET-CT「Cartesion Prime / Luminous Edition」を展示し,臨床・運用・経営のそれぞれの価値における強みをアピールした。この装置は現在,国内で40台以上が稼働しており,デジタルPET-CTにおけるシェアを順調に伸ばしている。27cmの体軸方向有効視野による高感度・高スループットや,AiCEをPETとCTで利用できるといった点が特長で,検査時間の短縮に加え,AiCEによりPETでは低投与量検査の画質改善,CTでは低被ばく・高画質の検査を実現する。運用面においては,78cmのワイドボアや低床寝台・フットスイッチなどにより快適で安全な検査を支援するほか,RRDSR対応によりにペーパーレスの線量管理が可能となっている。また,経営面では,空冷式採用による省コスト・省スペースや,放射能量の低いタイプの校正用線源を使用でき,導入期間の短縮や日常管理の簡略化が可能となっている。

デジタルPET-CTの国内トップシェアを誇る「Cartesion Prime / Luminous Edition」

デジタルPET-CTの国内トップシェアを誇る「Cartesion Prime / Luminous Edition」

 

●サービス:画像診断機器の一元管理で病院経営を支援する「FlexSync」

医療経営を強化するためのサービスとして,2025年秋リリース予定のデータ管理ソリューション「FlexSync」を参考展示した。院内装置の情報をWeb上で確認できるサービスで,さまざまなベンダーの装置の情報を一覧化して管理できるほか,キヤノンメディカルシステムズ社製の装置については稼働状況を可視化でき,検査の平準化や人員配置への活用,装置の状況(ヘリウム量など)の把握ができる。また,セキュリティパッチを配信・適用する機能も有する。将来的には,作業や点検履歴の管理なども行えるようにする予定で,装置の適切な管理により医療経営をサポートする。

病院経営を支援するデータ管理ソリューション「FlexSync」(2025年秋リリース予定)

病院経営を支援するデータ管理ソリューション「FlexSync」(2025年秋リリース予定)

 

 

●お問い合わせ先    
社名:キヤノンメディカルシステムズ株式会社
住所:栃木県大田原市下石上1385番地
TEL:0287-26-5100
URL:https://jp.medical.canon

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