RSNA2016 Ulrich Medical(インテグラル) - テーマ
分注可能な造影剤自動注入装置として,CT用の「CT motion」とMRI用「Max 3」などをPR
2016-12-1
Ulrich Medicalブース
RSNA 2016[3日目:11月29日]
Ulrich Medical は,サウスビルディングのホールAにブースを構えた。本社であるドイツのulrich GmbH & Co. KGでは1985年から造影剤自動注入装置を開発。長年にわたり欧州を中心に展開をしてきた。2000年に発表した「missouri XD2001」(日本国内薬機法未承認)に続き,2011年にはCT専用の「CT motion」を発表。全世界で700台以上を販売している。ブースでは,2016年11月に発表された最新のMRI用造影剤自動注入装置「Max 3」「Max 2」(共に日本国内薬機法未承認)を展示。また,合わせて「CT motion」の天吊りタイプも展示した。
Ulrich Medicalの造影剤注入装置の画期的なところは,造影剤ボトルを複数セットすると,1本を使い切ると自動的に2本目のボトルに切り替えて注入を行う機構を搭載していることである。これにより,造影剤を無駄なく使え,コストダウンを図れる。また,交換作業の回数も減らすことができ,業務効率の向上や医療機関経営にも貢献する。
このCT motionは2016年7月に,(株)インテグラルが取り扱いを開始し,日本市場でも購入できるようになった。インテグラルは,1998年に創業。医療機器の輸入販売商社として,「日本にはない製品を届ける」という考えの下,ユニークかつ,高い臨床的価値のあるデバイスを取り扱ってきた。現在では,CT motionのほかに,下肢静脈瘤血管内レーザー治療装置「ELVeSレーザー」,前立腺肥大症治療用レーザー「Ceralas HPDレーザー」などのデバイスの国内販売を手がけている。
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