RSNA2023 キヤノンメディカルシステムズ - テーマ
新製品「Aquilion ONE / INSIGHT Edition」をはじめ,技術の粋を集めたソリューションで臨床に意味ある真のイノベーションを起こす
2023-11-27
キヤノンメディカルシステムズブース
キヤノンメディカルシステムズは,昨年から掲げる展示テーマ“Meaningful innovation. Made possible.”の下,North Hallに1万2000平方フィートのブースを出展し,CT,MRI,ヘルスケアITなど,各モダリティ・システムの最新ラインアップを展示した。初日にはADCTの新たなフラッグシップモデル「Aquilion ONE / INSIGHT Edition」が発表された。0.24s/rの新管球や検査サポート機能「INSTINX」の搭載,超解像技術「Precise IQ Engine(PIQE)」の体幹部への適応などを実現している。
MRIは,3Tの「Vantage Galan 3T」を展示し,PIQEによる高分解能化や時間短縮への応用をアピールした。ヘルスケアITでは,読影支援ソリューション「Abierto Reading Support Solution(Abierto RSS)」の新アプリケーションとして肺塞栓や大動脈解離を検出するChest Pain Packageや,画像解析用サーバ「Automation Platform」の新機能として解析結果をモバイル端末で閲覧できる「Mobile Viewer」などを紹介した(いずれも日本国内は未導入)。
このほかX線システムや超音波診断装置,核医学などを実機やモニタ,デモンストレーションで紹介するとともに,プレゼンテーションスペースでは各モダリティのミニレクチャーを実施している。
現地時間11月27日(月)に開催したMedia Meetingでは,クリーブランド・クリニック(オハイオ州)との戦略的研究パートナーシップ合意が発表された。キヤノンは,米国のメディカル市場におけるプレゼンス向上をめざし,2023年2月にクリーブランド近郊にCanon Healthcare USA, Inc.を設立している。両者の共同研究は循環器,脳神経,筋骨格の領域で進められ,クリーブランド・クリニック メインキャンパスの隣接地区に画像研究・臨床センターの設立が予定されている。
Media Meetingでは,社長の瀧口登志夫氏,Canon Healthcare USA, Inc.のChairmanでキヤノンメディカルシステムズのCTOを務める藤田浩之氏,クリーブランド・クリニックChief Research & Academic OfficerのSerpil C. Erzurum氏,同Chairman Executive DirectorのGeoff Vince氏,Greater Cleveland PartnershipのPresident and CEOであるBaiju Shah氏が登壇し挨拶した。また,Rahm Israel Emanuel駐日米国大使や冨田浩司駐米大使, Mike DeWineオハイオ州知事,Justin M. Bibbクリーブランド市長から寄せられた祝辞やビデオメッセージも紹介された。