RSNA2023 富士フイルム - テーマ
統合のシナジーを基に未来へ進む装置・機能をアピール
2023-11-27
FUJIFILM Healthcare Americas Corporationブース
富士フイルム(FUJIFILM Healthcare Americas Corporation)は,富士フイルムグループの事業統合に伴うシナジー(技術融合)を軸に展示を行った。新製品として,64列128スライスCT装置「FCT iStream」が初披露された(日本でも近日中に発売予定)。FCT iStreamは,ガントリと寝台,コンソールの3点のみというコンパクトなシステムで,次世代逐次近似処理「Intelli IPV」(日本国内では「IPV」)による低線量・高画質な画像を提供する。同時に,フラッグシップモデルである「SCENARIA View FOCUS Edition」(日本では「SCENARIA View Plus」)も展示された。
MRIでは,RSNA2022で初披露され日本では2023年4月に発売された1.5T WideボアMRI装置「ECHELON Synergy」やオープンMRI「OASIS Velocity」(日本国内では販売予定なし)が展示された。ECHELON Synergyは,新しくバイオプシーにも対応可能な乳房用コイル(薬機法未承認)が展示されており,ボア内に搭載したカメラで患者の呼吸状態や体動を観察する患者見守り機能(薬機法未承認)が紹介されていた。また,デジタルマンモグラフィ「ASPIRE Cristalle」(日本国内では「AMULET Innovality」)が展示されたほか,RSNA初出展となる最新の超音波診断装置「ARIETTA 750 DeepInsight」のライブスキャンが行われた。