RSNA2023 コニカミノルタ - X-ray
対応機種拡大により米国市場で販売実績を大きく伸ばすX線動態撮影(DDR)をPR
2023-11-28
撮影条件連動によりスムーズに検査できる
Uアーム装置「KDR AU System」
(日本国内未展開)
RSNA 2023 X-ray
Konica Minolta Healthcare Americas, Inc.(コニカミノルタ)のDigital Radiographyエリアでは,X線動態撮影(Dynamic Digital Radiography:DDR)の広がりを紹介した。Uアーム装置「KDR Advanced U-Arm(KDR AU)System」から始まったDDRは,現在,天井走行式撮影装置「KDR Flex」,移動型X線撮影装置「mKDR Xpress」(日本国内では「AeroDR TX m01」として展開),クリニック向けのスタンダードUアーム装置「Straight Arm」へと拡大し,4機種が対応している(移動型以外の機種は日本国内未展開)。整形領域でのニーズが高い米国市場においては,対応機種拡大により2023年の販売数を前年比2.5倍に伸ばしていることが紹介された。ターゲットとなる領域や医療施設,使用シーンも拡大しており,特に移動型装置はICUでの肺の動態画像や肺血流解析などに活用できると期待されている。なお,DRは米国市場向けには「Ultra DR Software」,日本向けには「CS-7」が搭載される。
また,2015年に買収した20/20 Imaging社のユニークな製品も展示した。「PXS710D」は米国特有の市場であるカイロプラクティックなどをターゲットにしたX線撮影装置で,足関節や膝関節の撮影に特化している。管球を180°振ることができ,パネルを台の下,または台の左右に立ててセットすることで,足部の正面や側面の撮影を容易に行える。
移動型X線撮影装置「mKDR Xpress」(日本国内では「AeroDR TX m01」として展開)で撮影した胸部動態画像