日野市とGEヘルスケア・ジャパンが地域連携モデル作りのパートナーシップ協定を締結
2014-11-19
パートナーシップをアピールする
大坪冬彦市長と川上 潤 代表取締役社長兼CEO
東京都日野市とGEヘルスケア・ジャパンは2014年11月17日(月),「少子高齢社会における地域連携モデル作りのためのパートナーシップ協定」を締結した。同日には,日本GE(株)のエジソンルーム(東京都港区)で,大坪冬彦市長と川上 潤代表取締役社長兼CEOらが記者発表会を行った。今回の協定では,両者が協力し,地域の健康・医療・福祉の向上に向けビッグデータ解析のノウハウを生かした地域の課題分析支援,産業の活性化,産官学連携による人材育成,女性の働きやすい町作り,災害時の要支援者のサポートなどに取り組んでいくとしている。
記者発表会では,大坪市長がまず日野市の現状と,そこから今回の協定に至った経緯を説明した。日野市は,戦後の高度成長の中で新興住宅地として人口が増加し,現在では高齢化が進んでいる。一方で,製造業の工場などが撤退し,産業が衰退している。このような現代の日本を象徴するような課題を抱えている日野市が,企業や大学などと協力して取り組むことが重要だと述べて,大坪市長は,“諸力融合”による地域と産業のイノベーションの例として,今回の協定を説明した。
また,川上社長は,GEがワールドワイドで進めるヘルシーマジネーション戦略を紹介した上で,日本での「Silver to Gold」について説明。画像診断装置にとどまらず,ITサービスや分子医学の領域でソリューションを提供していると述べた。その上で川上社長は,同社が地元の日野市とパートナーシップを結んだことは,社員が当事者目線で取り組むことができ,ソーシャルイノベーションの創出にもつながると,その意義を強調した。
この後,同社技術本部MR技術部のラジェンドラ・マヨラン氏が登壇し,今回の協定のきっかけとなった有志によるSilver to Goldモデルプロジェクトについて説明した。このプロジェクトでは,勉強会や介護施設の見学,行政との対話を行いながら,短期プロジェクトを実施したと述べた。
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日野市
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