富士フイルム,古森重隆氏がCEOを退き,新社長・CEOに後藤禎一氏が就任する新経営体制を発表
2021-4-1
代表取締役社長・CEOに就任する
後藤氏(中央)と助野氏(左),古森氏(右)
富士フイルムホールディングス(株)および富士フイルム(株)は,2021年3月31日(水)に開催した取締役会で決定した新経営体制を発表した。代表取締役会長・CEOの古森重隆氏が最高顧問に,代表取締役社長・COOの助野健児氏が代表取締役会長・取締役会議長に就任し,新しい代表取締役社長・CEOに後藤禎一氏(取締役)が就任する。
同日,古森氏,助野氏,後藤氏が出席して記者会見が行われた。写真フィルムが主力事業だった2000年に社長に就任した古森氏は事業の多角化に積極的に取り組み,“コングロマリット・プレミアム”とも言える企業へと変貌させた。21年間に渡って経営トップとして同社を牽引してきた古森氏は,「15の事業領域で成長を続けており,コロナ禍の厳しい経営環境にもかかわらず,過去最高の利益を生むことができる強い企業に変革できたと確信している」と振り返った。
また,新社長・CEOに就任する後藤氏は目標として,1) ヘルスケア事業をさらに成長させ2020年代半ばに売上高1兆円を達成,2) 全社規模でのデジタルトランスフォーメーションの推進,3) 世界で活躍できる人材の強化を挙げ,「富士フイルムの未来をつくることが私の使命であり,“NEVER STOP”の精神でさらなる成長と変革にチャレンジしていく」と抱負を語った。
今回の人事は,2021年6月の定時株主総会および同総会終了後の取締役会において正式決定の予定。
●問い合わせ先
富士フイルムホールディングス(株)
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
TEL 03-6271-2000