キヤノンメディカルシステムズ（株）（以下，キヤノンメディカル）は，（株）レゾナックより，その子会社であるミナリスメディカル（株）およびMinaris Medical America, Inc.（以下，あわせて「ミナリスメディカル社」と総称）の株式を取得するための必要な承認手続きを経て，株式譲渡手続きを2023年7月3日に完了した。本株式の取得により，キヤノンメディカルは，体外診断用医薬品・自動分析装置に関する事業を展開するミナリスメディカル社の連結運営を開始する。

キヤノングループは，今後の成長に向けて事業ポートフォリオの戦略的な転換を進めてきた。2021年からの新5カ年経営計画「グローバル優良企業グループ構想」フェーズVIにおいては，「事業競争力の徹底強化」を主要戦略に掲げている。この考えのもと，メディカル事業においては，コア事業である画像診断装置の強化を図るとともに，ヘルスケアIT，体外診断など，事業領域の拡大にも取り組んでいる。

今後は，ミナリスメディカル社が保有する診断薬技術とキヤノンメディカルが保有する自動分析装置技術のシナジーを活かした体外診断領域における事業の強化を図る。

キヤノンメディカルは，尊い命を守る医療に貢献したいとの思いを込めた「Made for Life」の理念のもと，人々の健やかな生活の実現を目指し，これからも医療の発展に貢献し続けていく。

【ミナリスメディカル株式会社について】
社名（web）：ミナリスメディカル（株）（https://www.minaris-medical.co.jp ）
代表取締役社長：金成直希（かねなり なおき）
事業内容：
体外診断用医薬品（診断薬）の開発・製造・販売
自動分析装置の開発・製造・販売
設立：1981年4月1日
本社所在地：東京都中央区晴海1-8-10 晴海トリトンスクエアX-4F
従業員数：351名（2022年12月現在）
関係会社：Minaris Medical (Shanghai) Co., Ltd. (完全子会社)

【Minaris Medical America, Inc.について】
社名（web）：Minaris Medical America, Inc. （https://minarismedical.com/ ）
取締役社長兼CEO：島邊暢飛（しまべ みつたか）
事業内容：
体外診断用医薬品（診断薬）の開発・製造・販売
自動分析装置の製造・販売
設立：1979年
本社所在地：630 Clyde Ct., Mountain View, CA, US
従業員数：51名（2023年1月現在）

【Resonac（レゾナック）グループについて】
レゾナックグループは，半導体・電子材料，モビリティ，イノベーション材料，ケミカル等を展開し，川中から川下まで幅広い素材・先端材料テクノロジーを持つ化学会社。2023年1月に昭和電工グループと昭和電工マテリアルズグループ（旧日立化成グループ）が統合し，新たなスタートを切った。新社名の「Resonac」は，英語の「RESONATE：共鳴する・響き渡る」と，Chemistryの「C」を組み合せて生まれた。レゾナックは「共創型化学会社」として，共創を通じて持続的な成長と企業価値の向上を目指している。2022年度の売上高は約1兆4千億円，うち海外売上高が56％を占め，世界22の国や地域にある製造・販売拠点でグローバルに事業を展開している（2023年1月時点）。詳しくはウェブサイト参照。
（株）レゾナック・ホールディングス　ホームページ：https://www.resonac.com/jp