GEヘルスケア,日本の放射性医薬品のリーディングカンパニーである日本メジフィジックスの完全子会社化を完了
2025-3-31
- GEヘルスケアは,日本の放射性医薬品のリーディングカンパニーである日本メジフィジックスの株式50%を住友化学から取得し完全子会社化した。
- 日本を代表する放射性医薬品企業である日本メジフィジックスは,GEヘルスケアグループの一員となることで,次世代の放射性医薬品への患者さんのアクセスを強化し,病気の早期発見と正確な診断に貢献する。
- 日本メジフィジックスの代表取締役社長には,GEヘルスケアの診断用医薬品(Pharmaceutical Diagnostics,PDx)部門の社長兼CEOであるケビン・オニール(Kevin O’Neill)氏が就任する。
GE HealthCare(以下「GEヘルスケア」)は,住友化学(株)から日本の放射性医薬品のリーディングカンパニーである日本メジフィジックス(株)(「日本メジフィジックス」)の株式50%の取得を完了し,完全子会社化した。日本メジフィジックスは,GEヘルスケアグループの一員となることで,SPECT(単一光子放射断層撮影)やPET(陽電子放出断層撮影)の分子イメージング法に用いられる自社独自およびライセンス供与された放射性医薬品の開発・製造における専門知識をさらに強化し,疾患の診断にこれまで以上に貢献していく。
GEヘルスケアの診断用医薬品(Pharmaceutical Diagnostics,PDx)部門の社長兼CEO,日本メジフィジックスの代表取締役社長を務めるケビン・オニール(Kevin O’Neill)氏は次のように述べている。「このたび,日本メジフィジックスをGEヘルスケアグループに迎えることができ,大変嬉しく思います。日本は70億ドル規模の分子イメージングのグローバル市場※1 を牽引するリーダーとして,アジア市場においても中心的な役割を果たしています。この中で,当社の造影剤や医療機器は診断において日々活用されており,日本メジフィジックスも重要な役割を果たしています。今後は,日本国内はもちろん,海外市場に向けた新製品の展開を目指すグローバルなイノベーターに対し,深い専門知識と大規模な生産能力を提供することも含め,さらなる成長およびより一層の貢献を目指してまいります。」
GEヘルスケア・ジャパン(株)(以下「GEヘルスケア・ジャパン」)の代表取締役社長兼CEOである若林正基氏は次のように述べている。「放射性医薬品のリーディングカンパニーである日本メジフィジックスと,最先端の医療画像診断技術を誇るGEヘルスケアが一体となることで,日本の核医学のさらなる発展に貢献できると確信しています。両社の製品ポートフォリオと開発力を融合させることで,より精度の高い診断と治療を実現し,個別化医療の推進を加速させていきます。日本メジフィジックスのグループ入りを機に,医療従事者と共に革新を進め,日本の医療の未来を支えてまいります。」
日本メジフィジックスの製品ポートフォリオには,中枢神経,循環器,腫瘍などの各分野の臨床画像を可能にするGEヘルスケアの放射性医薬品が含まれる。東京に本社を置く日本メジフィジックスは,1973年に設立され,2023年の売上高は282億円(約1億8,300万ドル)。GEヘルスケアは2004年に英国アマシャム社を買収し,その後日本メジフィジックスの株式50%を保有していた。
GEヘルスケアは,この取引が初年度の調整後EPS※2に中立的な影響を与え,その後は増加すると見込んでいる。
日本メジフィジックスの株式50%の取得の意向は,2024年12月に発表された。
https://www.gehealthcare.co.jp/event-and-news/news-and-initiatives/2024/press21
※1 GEヘルスケアが,2023年12月時点での世界の最終市場をもとに,2024年から2028年の市場CAGRを推定した。
※2 非GAAP財務指標。調整後1株当たり利益の定義については,2025年2月13日付けの収益報告書を参照。
●問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン(株)
コーポレート コミュニケーション
TEL 0120-202-021
https://www.gehealthcare.co.jp/