ITEM2025 インフォコム 取材速報 
AI技術の実装やSTAT画像所見報告への対応など「Information SystemからIntelligence Systemへ」の進化をPR


2025-4-13


インフォコムブース

インフォコムブース

インフォコムの展示テーマは,「Information SystemからIntelligence Systemへ」。データなどを有効活用して業務改善や生産性向上を図れるシステムを来場者にアピールした。医師の働き方改革によりタスク・シフト/シェアが進み,診療放射線技師の業務も拡大している。こうした中で2024年3月に「生命予後にかかわる緊急性の高い疾患の画像(STAT画像)所見報告ガイドライン」が公表され,今後STAT画像所見報告が広がっていくと予想される。このような状況を踏まえて,同社はRIS「iRad-RS」をカスタマイズして,STAT画像所見報告の記載できるようにした。施設のニーズに応じてユーザーインターフェイスの設定を変更できる。

RIS「iRad-RS」はSTAT画像所見報告の所見入力が可能

RIS「iRad-RS」はSTAT画像所見報告の所見入力が可能

 

また,検像システム「iRad-QA」には,人工知能(AI)が実装された。搭載されたのは,胸部単純X線画像から肋骨を消して,結節の見落としを防ぐ「肋骨減弱機能」と,「心胸郭比自動計測機能」。健診センターなど大量に胸部単純X線画像が発生する施設では,特にスループットの向上を図れる。

検像システム「iRad-QA」に実装される「肋骨減弱機能」(右側モニタ下)

検像システム「iRad-QA」に実装される「肋骨減弱機能」(右側モニタ下)

 

AI技術を用いた「心胸郭比自動計測機能」(右側モニタ)

AI技術を用いた「心胸郭比自動計測機能」(右側モニタ)

 

レポートシステム「iRad-RW」では,シーメンスヘルスケア社の画像診断支援AIソフトウェア「AI-Rad Companion」とシームレスに連携する。AI-Rad Companionが検出した結節などの病変部の計測データを自動でiRad-RWに反映させることが可能である。

「iRad-RW」と「AI-Rad Companion」がシームレスに連携

「iRad-RW」と「AI-Rad Companion」がシームレスに連携

 

 

●お問い合わせ先
社名:インフォコム株式会社
住所:東京都港区赤坂9-7-2 ミッドタウン・イースト10階
TEL:03-6866-3790
URL:https://service.infocom.co.jp/healthcare/irad/


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