ITEM2025 コニカミノルタジャパン 取材速報 
AIブランド「FORXAI」の下で展開するソリューションや高精細な超音波診断装置など多彩なラインアップを展示


2025-4-12

コニカミノルタ


コニカミノルタジャパンブース

コニカミノルタジャパンブース

コニカミノルタジャパンは,「imaging i+ 革新で臨床をデザインする」をコンセプトに展示を行った。テーマ中の「i」には,「innovation」「intelligence」「individual」の3つの意味を持たせており,同社の幅広いラインアップからそれぞれを象徴する製品・ソリューションを紹介した。

「innovation」を象徴するのは,X線動画解析ワークステーション「KINOSIS」と動態回診車「AeroDR TX m01」である。KINOSISでは,形態評価に加え,機能評価を可能にし,より多くの情報を提供する。また,AeroDR TX m01は電磁ロックが採用されるなど,高いユーザビリティが特長の一つである。

X線動画解析ワークステーション「KINOSIS」による動態解析を紹介

X線動画解析ワークステーション「KINOSIS」による動態解析を紹介

 

動態回診車「AeroDR TX m01」

動態回診車「AeroDR TX m01」

 

「intelligence」では,コニカミノルタグループのAIブランド「FORXAI」の下で展開する診断支援,業務支援などのAIを紹介した。そのうち胸部X線画像診断支援AI「CXR Finding-i」は,2024年11月に精度改善を実現した。国内外で取得した数十万件以上の画像の学習(Deep Learning)により,特異度を向上させ,偽陽性率を抑制した。また,ポジショニング判定支援AI「Positioning-i」は,ポジショニングのズレや撮影部位の左右間違いに加え,新たに撮影方向間違い検知機能が搭載された。

胸部X線画像診断支援AI「CXR Finding-i」

胸部X線画像診断支援AI「CXR Finding-i」

 

ポジショニング判定支援AI「Positioning-i」ではズレの範囲をわかりやすく表示可能

ポジショニング判定支援AI「Positioning-i」ではズレの範囲をわかりやすく表示可能

 

「individual」では,スマートフォンを使用して,医療機関と患者をつなげる「infomityスマートクリニック」が紹介された。infomityスマートクリニックは,臨時休診や疾患情報などの医療機関が伝えたい情報を,LINEを利用してプッシュ型で伝達するほか,健康管理アプリケーションを通じた健康記録の管理や共有が行える。

「infomityスマートクリニック」のイメージ

「infomityスマートクリニック」のイメージ

 

また,そのほかにマンモグラフィ診断支援ソフトウエア「MGCAD-i」や2024年11月に発売された超音波診断装置「SONIMAGE UX1」とその整形外科専用モデル「SONIMAGE UX1 TRiFOR」も展示された。SONIMAGE UX1は,新たに追加されたリニアプローブ「X20L」との組み合わせにより,高精細化を実現した。また,装置とタブレットなどの端末をシームレスに連携可能なほか,LCDモニターとメインボックスが分離したデスクトップモデルなどのラインアップも紹介された。

超音波診断装置「SONIMAGE UX1」

超音波診断装置「SONIMAGE UX1」

 

新たに追加されたリニアプローブ「X20L」

新たに追加されたリニアプローブ「X20L」

 

●お問い合わせ先
社名:コニカミノルタジャパン株式会社
住所:〒105-0023 東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビルディング
TEL: 03-6324-1080
URL:https://www.konicaminolta.jp/healthcare/index.html

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