ITEM2025 バリアン メディカル システムズ 取材速報 
次世代型イメージングソリューション搭載の「TrueBeam HyperSight」や体表面モニタリングシステム「IDENTIFY」を中心にアピール


2025-4-13


バリアンメディカルシステムズブース

バリアンメディカルシステムズブース

バリアンメディカルシステムズ(以下,バリアン)は,シーメンスヘルスケア(以下,シーメンス)との合同ブースとして出展し,放射線治療計画CTの撮影から放射線治療の実施および治療実績管理に至るまで,両社のソリューションが相互に連携して機能する“One Healthineers Echosystem”を実現していることをアピールした。
展示の中心となったのは,2024年9月に販売開始した,次世代型イメージングソリューション「HyperSight」を搭載した放射線治療装置「TrueBeam HyperSight」と,光学式体表面モニタリングシステム「IDENTIFY」。これらのうち,TrueBeam HyperSightは,バリアンのフラッグシップの放射線治療装置である「TrueBeam」にHyperSightを搭載し,さらに進化したハードウエアやソフトウエア,照射技法,安全技術を統合したシステムとなっている。HyperSightのイメージングパネルは43cm×43cmと,従来のTrueBeamのCBCTパネルよりも拡張しているほか,CBCT撮影スピードは約17秒と高速化している。また,CBCTの画質やHU(Hounsfield Unit)の精度も向上していることから,適応放射線治療におけるCBCT画像を用いた新しいアプローチが提案された。

「TrueBeam HyperSight」のコーナーでは,CBCTの画質の良さをアピール「TrueBeam HyperSight」のコーナーでは,CBCTの画質の良さをアピール

「TrueBeam HyperSight」のコーナーでは,CBCTの画質の良さをアピール

 

IDENTIFYは,治療計画CT撮影時の呼吸管理や放射線治療時のセットアップのサポート,治療中の患者の体動をモニタリングするシステム。ステレオビジョンカメラを用いてサブミリメートルの精度でリアルタイムに患者の体表面情報を追跡・表示できるため,より精度の高い放射線治療が可能となる。今回のITEMでは,放射線治療室に3台のカメラを設置した状況をイメージしたIDENTIFYのコーナーが設けられ,実際に治療中の患者の体動をモニタリングする様子などが再現されていた。

光学式体表面モニタリングシステム「IDENTIFY」のコーナー

光学式体表面モニタリングシステム「IDENTIFY」のコーナー

 

このほか,今回の展示では,放射線治療計画システム「Eclipse」のバージョンが18.0に上がったことや,小線源治療装置(アフターローダシステム)の「BRAVOS」ではアプリケータのラインアップが拡充したことなどが紹介された。

放射線治療計画システム「Eclipse」はバージョン18.0を紹介

放射線治療計画システム「Eclipse」はバージョン18.0を紹介

 

アプリケータのラインアップが拡充したアフターローダシステム「BRAVOS」のコーナー

アプリケータのラインアップが拡充したアフターローダシステム「BRAVOS」のコーナー

 

●お問い合わせ先
社名:株式会社バリアン メディカル システムズ
住所:141-0032 東京都品川区大崎1丁目11番1号 ゲートシティ大崎ウエストタワー
TEL: マーケティング部 TEL 03(4486)5235
URL:https://www.varian.com/ja


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