RSNA2017 東芝メディカルシステムズ - テーマ
“Together, we make it possible”をテーマにCanonグループとしての総合力を改めてアピール
2017-11-30
Toshiba Medical, A Canon Groupブース
RSNA 2017[2日目:11月27日]
Toshiba Medical, A Canon Group(東芝メディカルシステムズ)は,North Hallに出展した。同社は2018年1月4日にキヤノンメディカルシステムズへと社名変更することが発表されており,現社名では最後のRSNAの出展となる。今回のRSNA 2017では,東芝メディカルシステムズを中心にVITAL Images(バイタル)とCanon USA(キヤノン)のブースが隣り合わせて並ぶ配置となったが,それぞれの企業名やキャッチフレーズを掲示するフラッグを赤をベースに統一的にデザイン。製品の展示方法などもイメージを合わせて,Canon Groupとして1つのブースとなるよう展示を構成して総合力をアピールした。
テーマとして掲げられたのが,“Together, we make it possible”。キヤノンのCMなどのキャッチフレーズとしてよく知られた“make it possible”をベースに,グループとしてヘルスケア領域で共に進むという姿勢を示したもので,このフレーズは今後,ワールドワイドのキーコンセプトとして展開されていくとのことだ。
新製品として,CTでは超高精細CT「Aquilion Precision」(FDA申請中),新世代80列CT「Aquilion Prime SP」,MRIでは3Tの「Saturn X Gradient」を搭載した「Vantage Galan 3T」(日本国内薬機法未承認,FDA申請中),超音波の「Aplio i600」を展示し,初日にはアンベールイベントを行った。MRIをのぞくCTと超音波は日本国内ではすでに発売済みだが,昨年のRSNA2016に続きワールドワイドで新製品を一気に発表することで,Canon Groupとなっても強力な製品開発と販売展開を継続していくことを強く印象づけた。
また,ヘルスケアITでは,バイタル社のVitreaを核に,画像診断をサポートする“Vitrea Vision”,patient-centricなシステム基盤を構築する“Vitrea Connection”,AI技術を駆使して診療やワークフローを支援する“Vitrea Intelligence”のモジュールによる製品展開を紹介した。今回のRSNA2017ではAIやMachine Learningの画像診断への活用が大きな注目を集めたが,東芝メディカルシステムズも展示会場内に設けられた“Machine Learning Showcase”のコーナーに,Vitrea Intelligenceのクリニカル向けの技術として「Toshiba Machine Learning Kiosk」を出展した。