ソニー,医療用32型3D対応液晶モニター「LMD-3251MT」発売
〜LEDバックライトを採用し,高輝度・高画質な映像表現を実現〜
2013-7-23
医療用 32型3D対応液晶モニター 「LMD-3251MT」
ソニーは,LEDバックライトを採用し,高輝度・高画質な映像表現を実現した,医療用32型3D対応液晶モニター「LMD-3251MT」を発売する。
ソニーは本機を,主に,手術顕微鏡や3D内視鏡や内視鏡手術ロボットなどを用いた手術現場において,医師や助手が手術映像を確認するためのモニターとして提案する。
本機は,LEDバックライトを搭載した,高輝度・高画質なフルHD液晶パネルを採用し,鮮明で視認性の高い映像を再現。また,省電力設計を施し,自社従来機と比較して※1,最大約25%の消費電力低減を実現した。
また,デジタル信号だけでなくアナログ信号も入力直後にデジタル変換し10ビットのフルデジタル回路で信号処理を行うため,なめらかな階調表現で劣化の少ない映像を表示する。
さらに,医療用におけるデジタル画像の通信規格であるDICOMに対応したガンマ設定ができるため,X線・CT・MRIなどの医療用画像参照用ディスプレイとしても利用できる。
近年,高精細かつ精度の高い奥行き情報まで認識できるリアルな3D映像は,医療現場において大変有用であると考えられ,大きな潜在的ニーズがある。
ソニーは,医療映像ソリューションの3D対応を積極的に推進し,医療現場の周辺機器の拡充,製品ラインアップの強化につとめ,高品位で革新的な製品を提供していく。
※1: ソニー製 医療用 24型3D対応液晶モニター「LMD-2451MT」との比較による。
●主な特長
1. 白色LEDバックライトを搭載し,高輝度・高精細な3D映像を実現
液晶パネルに白色LEDバックライトを採用することにより,従来のCCFLタイプの液晶モニターと比べ,高輝度・高画質な,鮮明で視認性の高いフルHD映像を再現。白と黒の信号のレベル差がはっきりと表現され,メリハリがあり奥行感のある3D映像を再現する。
また,省電力設計を施し,同社従来機と比較して※1,最大約25%の消費電力低減を実現した。
2. デジタル10bit信号処理で,階調表現豊かな映像を実現
デジタル信号だけでなく,アナログ信号も入力直後にデジタル変換し,すべての信号処理が10ビットのフルデジタル回路で行う。これにより滑らかな諧調表現で劣化の少ない画像を実現している。
3. さまざまな3D信号に対応
別売の3G / HD / SD-SDI入力アダプター「BKM-250TG」※1を使うことで, HD-SDI信号については,3G-SDI,デュアルストリーム,サイド・バイ・サイド,ライン・バイ・ラインなどのさまざまな形式の3D信号に対応。DVI信号はライン・バイ・ラインの3D信号※2に対応する。 また,1080p,1080i,1080PsF,720pなどのマルチフォーマットに対応している
※1:3G / HD / SD-SDI入力アダプター「BKM-250TG」
※2:1080pのみ対応
4. 多彩な入力信号に対応
アナログRBG,DVI-D入力信号などの標準入力信号に加え,別売りの入力アダプターの装着により,コンポジットまたはY/C,コンポーネント,アナログRGB,SDI,DVI-Dを各アダプターの入力数に応じて入力できる。それにより医療現場に存在する幅広い機器との接続が可能となる。
5. DICOM(DICOM GSDF)ガンマ設定機能を搭載
放送業務用ビデオモニター基準のガンマ(2.2)に加えて,医療用におけるデジタル画像と通信(DICOM)規格のグレースケール標準関数(GSDF)に基づいたガンマ設定が可能。
X線,CT,MRIなどの医療画像参照用ディスプレイとして利用できる。
6. 医療用安全規格に対応
IEC 60601-1のほか,アメリカ,カナダ,ヨーロッパの医療用安全規格を取得したモニター。
7. かけ心地の良い軽量3Dメガネ(円偏光)付属
付属の3Dメガネ(BKM-30G,BKM-31G)は軽量で装着感が良く,長時間使用しても疲れにくいデザイン。
●価格
約130万円前後(税抜)
●問い合わせ先
ソニービジネスソリューション(株)
業務用商品相談窓口
TEL 0120-788-333(フリーダイヤル)
0466-31-2588(携帯電話・PHS・一部のIP電話などフリーダイヤルがご利用になれない場合)
メディカル関連機器オフィシャルサイトURL
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