ドクターズとエンブレース,withコロナ/オンライン診療時代の新しい医療支援サービス「病院の窓口™」・「診療所の窓口™」を提供開始
-総合病院を含む医療機関に導入・運用をスタート-
2020-7-3
ドクターズ(株)とエンブレース(株)は,オンライン診療時代における,新しい医療機関業務を支援するサービス「病院の窓口™」・「診療所の窓口™」の提供を開始した。
新型コロナウイルスが世界的に広がり,日本においても8割以上の医療機関が減収となっている。この状況を打破するために,オンライン診療を始めとするITを活用した新しい診療スタイルへの期待が高まっているが,多くの医療機関にとってITシステムの活用やオンラインへの対応には,スタッフのスキル習熟の難しさや通常業務との兼務による医療者の負担など,多くの課題がある。
これらの課題を解決するため,医療機関におけるオンライン経由の患者の診療受付業務をオンライン上の「Doctors Cloud™」登録医師を含む医療チームが代行し,医療機関での対面診療・オンライン診療へつなぐサービス「病院の窓口™」・「診療所の窓口™」の提供を開始した。受診を迷っている患者,受診前に相談したい患者,新型コロナウイルスへの不安を持つ患者等の状況を,オンラインで把握した上で実際の診療へ橋渡しすることで,患者にとっては適切な受診のための支援となり,医療機関にとっては,事前に患者の状態を知った上で診察・治療に臨むことができる,医療機関向けの新しいオンライン医療支援サービス。
本サービスのプラットフォームには,医療介護連携SNSである「メディカルケアステーション(MCS)」を採用することで,医療機関と地域の患者の間でチャットによる双方向コミュニケーションが可能となり,地域包括ケアに対応した多職種連携も同時に実現できる。
またオンラインでの受付業務代行は,医師や看護師を含む医療専門家がチームで実施するため,高い医療の質を担保したオンライン開業を実現することが可能。
●背景
新型コロナウイルスの影響による患者の受診控えや新型コロナウイルス感染症疑い患者の突然の来院への対応,オンライン診療初診の時限的解禁など,医療機関の置かれている状況の困難さ,取り巻く環境の大きな変化はいまだかつてないほどである。患者においても,新型コロナウイルス感染への懸念から,多くは「受診したくてもできない」状況にある。
オンライン診療時代において,「医師の力×ITの力」を活用し,医療機関と患者の診療や治療へ寄与したいという想いから,本サービスを立ち上げることとなった。
●「病院の窓口™」・「診療所の窓口™」のしくみと特徴
・医療機関専用のオンライン窓口を開設し,患者がかかりつけ登録
・医療チームがオンラインチャットで受付業務を代行し,患者とやりとり
・オンライン窓口から,実際の診察(対面診療・オンライン診療)へ繋ぐ
・プラットフォームには,高いセキュリティ基準に対応した「MCS」を採用
※「病院の窓口™」は病院(20床以上の病床を有するもの)向けのサービス,「診療所の窓口™」は診療所(病床を有さないもの又は19床以下の病床を有するもの)向けのサービス。
本サービスは,全国の総合病院や診療所を含む複数の医療機関ですでに導入され,運用を開始している。
【Doctors Cloud™について】
ドクターズのDoctorsCloud™は,独自の審査基準とガイドラインに基づく400名以上の現役エキスパート医師をネットワーク化することで実現する「個別に選任された医師を専門領域の医師チームが持続的に支援するモデル構成」を特徴とする。ドクターズでは複数のモデルパターンを保有しており,デジタルヘルスケアサービス側のニーズに合わせてモデルパターンの選定とカスタマイズを行う。
【医療介護連携SNS「メディカルケアステーション(MCS)」について】
MCSは,エンブレースが提供している非公開型 医療介護連携SNS。厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に基づいたセキュリティ基準とアクセス制御に対応しており,病院,クリニック,薬局,介護施設などで働く医療介護従事者の多職種連携や患者・家族とのコミュニケーションツールとして,全国11万人以上の医療介護従事者に利用されている。導入から運用までトータルでサポートしているので,安心して利用できる。
・MCSサービスサイト: https://www.medical-care.net
・活用事例のご紹介: https://post.medicalcare-station.com
●問い合わせ先
ドクターズ(株)
https://doctors-inc.jp
エンブレース(株)
https://www.embrace.co.jp