Claris FileMaker 19.4 提供開始
2021-11-18
Clarisは,ローコード開発プラットフォームの「Claris FileMaker」の最新バージョンである19.4をリリースした。
Claris FileMaker 19.4ではさらなるOSの互換性や最新の自動化機能,強化されたセキュリティが提供される。プロの開発者にも選ばれるローコード開発プラットフォームであるClaris FileMaker 19.4は,Windows 11,macOS Monterey 12,iOS 15 などの最新のオペレーティングシステムと互換性がある。また,Mac上のFileMaker Proでのショートカットのサポート,外部認証における柔軟性の向上,多数のバグ修正とセキュリティ更新を行った。
FileMaker 19.4 の製品ラインは次のとおり:
Claris FileMaker Pro 19.4
Claris FileMaker Go 19.4
Claris FileMaker Server 19.4
※Claris FileMaker Cloud 2.19.4は,いくつかの問題に対処するために一時的にロールバックされた。対応後にアップデートは提供される。
19.4で実現されたこと:
1) Windows 11 および macOS Monterey 12 との互換性
FileMaker Pro ではWindows 11とmacOS Monterey,FileMaker Server ではmacOS Monterey がサポートされるので,ユーザーのカスタム Appはパフォーマンス,安定性,セキュリティが強化された最新のオペレーティングシステムで実行することができる。
2) macOS Monterey のショートカットによる FileMaker Pro のタスク自動化機能
FileMaker Proで自動化スクリプトを実行して日々のタスクを合理化できる。ショートカットアプリまたは Siri 音声コントロールを使用して,FileMaker Proのスクリプトを呼び出すことで,音声によるレコードの自動検索,日時指定したレポートの作成,添付ファイルつき電子メール送信,在庫管理などのデータの更新,オブジェクトフィールドに保存されているファイルの変更などさまざまな機能を実現できる。
3) 外部認証に設定するOAuth アイデンティティプロバイダをカスタマイズ
ビジネス要件に合わせた方法でユーザ認証を設定できる。このリリースでは,OAuth2あるいはOpenIDプロトコルを使用するプロバイダをセットアップできるようになった。いずれのOAuth アイデンティティプロバイダでもカスタマイズできる UI を提供する。
4) FileMaker Go 19.4 でのiOS 15およびOpenSSL 1.1.1l との互換性
FileMaker Go 19.4 では iOS 15 および OpenSSL 1.1.1l をサポートしセキュリティを強化した。
5) 主なバグ修正とセキュリティ更新
最新のパフォーマンスとセキュリティの強化を活用できる。FileMaker 19.4の製品ライン全体で,Apple シリコン,Windowsの Webビューワとインタラクティブオブジェクト,FileMaker WebDirectのパフォーマンス,セキュリティなどに関連する問題を含め,50を超えるバグに対処した。
●問い合わせ先
Claris
https://www.claris.com/ja/