センチュリーメディカル,宮崎大学医学部附属病院ハートチームは,患者の治療と医学教育のために3Dホログラム状表示 汎用画像診断装置ワークステーション「True3Dホログラム PreOP」を採用
2023-8-25
センチュリーメディカル(株)は,宮崎大学医学部附属病院ハートチームが,同社の3Dホログラム状表示 汎用画像診断装置ワークステーション「True3Dホログラム PreOP(以下,True3D)」を,導入したことを発表した。
True3Dは,臓器を立体かつ実物大で表示し,計測や手術のシミュレーションを行うことができる医療機器として医療機器認証を取得している,3Dホログラム状表示 汎用画像診断装置ワークステーションである。これにより,患者の解剖や疾患を立体的かつ空間的に把握することが可能となり,より安全な治療への新たな展望が開かれることが期待されている。
宮崎大学医学部付属病院 心臓血管外科 教授 古川氏は,「True3Dを用いると,医用画像から取り込んだ解剖学的所見を,従来にはない患者等身大の三次元空間で観察することができ,さらに動きをもつ心臓大血管領域を四次元で評価することができるため,より詳細な病態把握が可能となります。ベテラン外科医の経験値による解剖学的解釈が,若手を含むハートチームの間で情報共有可能となり,臨床教育やチーム医療の活性につながり,患者さんへ最善の治療につながることも期待しています。True3Dは,心臓のような動きのある臓器を,高い再現性と正確さで治療するために極めて重要なワークステーションとなると確信しています。」と述べている。
従来のワークステーションと異なり,True3Dは,ホログラム状に実物大の臓器を表示させることができ,空間的な位置関係やより正確な情報を視覚的に得ることができる。また,実際の手術を行う前に,ホログラム上で手術をシミュレーションすることが可能となっており,画像をみて手術をイメージトレーニングし,異なるアプローチを試すことで,最適な手術方法を見つけ出すことができる。これにより,手術の安全性を向上させるとともに,不確定性を減らし,手術に対する医師の自信とスキルを高めることが期待されている。
また,医学生や研修医は実物大のホログラム状の臓器を使用することで,解剖学や手術の理解をより深めることができる。医学教育の質の向上に寄与し,次世代の医療従事者の育成に貢献することが期待される。
現在,True3Dは米国を中心に国内外40施設ほどで採用され,手術前の重要なワークステーションとして活用されている。
【True3D製品概要】
販売名:True3Dホログラム PreOP
クラス分類:クラスⅡ(管理医療機器)
一般的名称:汎用画像診断装置ワークステーション
JMDNコード:70030000
認証番号: 304ADBZX00001000
製造販売業者:センチュリーメディカル(株)
外国製造業者:エコーピクセル社(EchoPixel,Inc.)
●問い合わせ先
センチュリーメディカル(株) 営業第一部 エコーピクセルチーム
e-mail:cmi_epx.pr@cmi.co.jp
http://www.cmi.co.jp