オリンパスが販売するAIを搭載した内視鏡画像診断支援プログラム「EndoBRAIN-EYE」が診療報酬の加算対象に
令和6年度診療報酬改定で大腸処置の際に加算

2024-3-7

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オリンパス(株)(以下,オリンパス)は,大腸内視鏡画像をAIが解析し,検査中に医師の検出支援を補助する内視鏡画像診断支援プログラム「EndoBRAIN-EYE(エンドブレインアイ)」が,6月より診療報酬の加算対象となることを発表した。

厚生労働省より3月5日に発表された令和6年度診療報酬改定にてK721 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術の注3として「病変検出プログラムを用いて実施した場合は,病変検出支援プログラム加算として,60点を所定点数に加算する」ことが明記された。

なお,同社の販売する「EndoBRAIN-EYE」の保険医療材料区分は公的保険における診療報酬が加算されない「区分A1(包括)」の評価を有していたが,製造販売元であるサイバネットシステム(株)が,使用実績を踏まえて保険収載後に新規機能区分の該当性について再評価を行う「チャレンジ申請」を実施し,厚生労働省での審議の結果,評価すべき医学的な有用性が示されているとして「区分C2(新機能・新技術)」としての評価を受けている。

診療報酬加算の適用により,大腸内視鏡診断支援AIの導入の加速と,大腸癌・ポリープの早期発見に寄与する。

「EndoBRAIN-EYE」は,昭和大学横浜市北部病院,国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学,サイバネットシステム(株)により,AMED※1の支援のもと研究開発された。臨床性能試験を経て,サイバネットシステム(株)が2020年1月24日に医薬品医療機器等法の製造販売承認を本邦初の病変検出用内視鏡画像診断支援プログラムとして取得し,オリンパスはサイバネットシステム(株)から国内における独占販売権を取得した。オリンパス製の大腸内視鏡画像をAIが解析し,検査中にリアルタイムでポリープなどの大腸病変などを高精度※2に検出することで医師をサポートする。

本リリースに掲載されている社名及び製品名は各社の商標または登録商標。

1 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
2 臨床性能試験による結果(感度 96%,特異度 98%)

 

●問い合わせ先
オリンパス(株)
https://www.olympus.co.jp

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