ウィーメックスとブイキューブ,オンライン診療用防音ブースの共同開発に向け協業を開始
医療資源の地域偏在の是正や早期受診機会の創出等,医療体制維持への貢献を目指す

2024-6-27

PHC(メディコム,ウィーメックス)


PHCホールディングス(株)傘下のウィーメックス(株)と(株)ブイキューブは,ウィーメックスのリアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」(※1)とブイキューブの「TELECUBE」(※2)を活用したオンライン診療用防音ブースの共同開発に向け協業を開始する。両社は,医療需給の不均衡や医師不足等,地域の実情に応じた医療提供体制の確保や,地域住民の医療アクセスの向上を目的に,医療資源の地域偏在の是正や早期受診機会の創出等,医療体制維持・向上への貢献を目指す。

#協業の背景

2023年5月18日の厚生労働省医政局による通知「へき地等において特例的に医師が常駐しないオンライン診療のための診療所の開設について」(令和6年1月16日に廃止)(※3)を受け,兵庫県養父市とウィーメックス,ブイキューブは,養父市の公民館に,リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」の技術を生かし,日本向けに開発された小型モデル「Doctor Cart」(※4)が搭載された「TELECUBE」を設置し,2023年11月7日より実証実験を行っている(※5)。この実証実験の経験を踏まえ,地域の交通条件や自然的条件の影響を受けやすい山間地,離島等,医療体制の確保が困難な地域に対し,ウィーメックスとブイキューブは協業し,医療課題への新たな貢献を目指す。

#協業の概要

今回の協業においては,ウィーメックスの遠隔医療ソリューションとブイキューブの製品開発力,保守・運用体制といった両社の強みと知見を活かし,オンライン診療用防音ブースの共同開発など,様々な医療ニーズに対応したサービス提供を目指す。また,厚生労働省医政局が発表した「遠隔医療の更なる活用について」(※6)では,へき地等だけではなく,都市部でも必要性に応じて医師非常駐のオンライン診療用診療所の開設が可能になる。ウィーメックスとブイキューブは,へき地のみならず,都市部でのサービス提供を視野に,地域の実情に応じた医療課題の解決に向け協力関係を構築していく。

#製品の概要・構成図

製品の概要・構成図

 

(※1)リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」ブランドサイト
https://www.phchd.com/jp/bx/telehealth
(※2)「TELECUBE」製品紹介サイト
https://jp.vcube.com/telecube
(※3)出典:「特例的に医師が常駐しないオンライン診療のための診療所の開設について」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc8204&dataType=1&pageNo=1
(※4)リアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」製品紹介サイト
https://www.phchd.com/jp/bx/telehealth/services/doctorcart
(※5)プレスリリース:兵庫県養父市とウィーメックス,ブイキューブが公民館でオンライン診療の実証事業を開始 ~へき地等における医療アクセスの改善に貢献~
https://www.wemex.com/news/20231024_75.html
(※6)出典:「遠隔医療の更なる活用について(厚生労働省 医政局)」(内閣府)
https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2310_04medical/231218/medical01_01_01.pdf

 

●問い合わせ先
ウィーメックス(株) 
E-mail:tky-mc_pr_alignment@ml.wemex.com

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