【ベトナム医療市場へ本格進出】エクセル・クリエイツ,CMEDと販売店契約締結で医療ITインフラの課題解決へ
日本国内1,700件超の導入実績がある医療データ統合システムで,地域・施設間の医療格差是正を目指す
2025-7-9

CMEDとエクセル・クリエイツ
(株)エクセル・クリエイツ(以下「エクセル・クリエイツ」)はCMED Medical Business and Operation Consulting Joint Stock Company(本社:ハノイ・ベトナム,CEO:Tang Anh Tuan,以下「CMED」)と販売店契約を2025年6月17日に締結した。
本契約は,医療需要が拡大する一方でITインフラの整備が課題となっているベトナムの医療現場に対し,エクセル・クリエイツの医療画像システム(PACS)・検査システム(LIS)をはじめとする医療データ統合システムの販売網を構築し,医療サービスの質の向上と地域格差是正に貢献することを目的としている。
◆ベトナム進出の背景と目的
ベトナムでは急速な経済成長と人口増加に伴い,医療需要が拡大する一方で,医療に関するITインフラ整備が不十分な施設も多く,診療の質の施設間や地域間の格差という課題を抱えている。
ベトナムの保健省はこれまで医療機関ごとに管理されていた患者情報を一元化し,病院間が相互に患者情報を活用することを目的として,2025年9月末までに全国すべての病院で電子カルテ(EMR)の導入を義務付けた。
ベトナム政府は電子カルテ(EMR)をはじめとして,画像システム(PACS),検査システム(LIS)等の導入を推進することにより情報管理を最適化し,医療従事者の負担軽減,業務の効率化による医療サービスの質向上を目指している。
◆エクセル・クリエイツの製品について
エクセル・クリエイツの製品である統合型データ管理システム【FORZシリーズ】は,部門システムの統合により,検査データの一元管理を実現し,電子カルテと連携することによって診療部門の効率化を図るシステム。日本国内では1,700以上の診療所や病院,健診施設で導入実績がある。近年では医療におけるAIを活用した画像解析にも力を入れている。
これらの医療ITシステムを導入することで,手入力による人為的ミスを防ぐとともに医療従事者の負担を軽減できる。医療画像や検査結果をデータベース化することで,前回の検査結果との比較も容易である。医師が患者情報を迅速かつ正確に把握でき,業務効率化や診療の質向上にも繋がる。

製品イメージ
◆今後の展望
エクセル・クリエイツは本契約を契機に,ベトナムでの販売拠点を確立し,ベトナム市場への本格的な進出を進めていく。
CMEDは民間医療機関の人材育成支援や法律相談,業務効率化,情報技術を用いた運用管理の最適化等により医療サービスの質を向上させるコンサルティング会社として,ベトナムの医療分野に関する深い知識と豊富な経験を有している。
両社はハノイを起点としてベトナムの医療機関へシステムを導入することにより,ベトナムにおける医療課題の解決および医療サービスの質向上に貢献していく。
◆代表のコメント
(株)エクセル・クリエイツ 代表取締役 棚田誠 氏:
「ハノイに留まらず,ベトナムの全国における医療機関にシステムを提供していきたいと考えています。その先には東南アジア(インドネシア,マレーシア,カンボジア,ラオス)への展開を見据えて,活動してまいります」
●問い合わせ先
(株)エクセル・クリエイツ
https://www.excel-creates.jp/