メディカルインフォマティクス,訪問診療向けクラウド型電子カルテ「homis」,薬局と情報共有できる「多職種連携機能」をリリース
診療報酬改定でも注目の「連携強化」をサポート

2025-9-2

医療情報システム(電子カルテ)

在宅医療機器


訪問診療クリニック向けクラウド型電子カルテhomis

メディカルインフォマティクス(株)が提供する,訪問診療に特化したクラウド型電子カルテ「homis(ホーミス)」は,クリニックと連携機関が患者情報をリアルタイムで共有できる「多職種連携機能」をリリースした。

今回は第一弾として薬局との連携を開始し,在宅医療における情報共有の円滑化と関係者の業務効率化を支援する。

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機能開発の背景

在宅医療の現場では,医師や看護師だけでなく,薬剤師,ケアマネージャー,介護スタッフなど,多くの専門職がチームとなって一人の患者を支えている。質の高い医療を提供するためには,これらの多職種間での迅速かつ正確な情報共有が不可欠である。

しかし,現状では電話やFAX,手書きの連絡ノートといったアナログな手段に頼ることも多く,情報のタイムラグや伝達漏れ,関係者の業務負担増大が課題となっていた。「homis」は,この課題を解決し,患者を中心としたシームレスな医療・ケア体制の構築を目指すべく,本機能の開発に至った。

新機能「多職種連携機能」で実現できること

本機能により,クリニックは連携機関と「homis」上でセキュアに患者情報を共有し,双方向のコミュニケーションをとることが可能になる。

1. 患者カルテのリアルタイム共有

「homis」患者カルテ画面イメージ

「homis」患者カルテ画面イメージ

 

クリニックと連携機関が,常に同じ患者カルテを参照できる。クリニック側で許可された連携機関のみが,担当患者のカルテ(※)を閲覧できるため,セキュリティも万全である。
これにより,連携機関のスタッフはいつでも最新の患者情報を正確に把握でき,より質の高いケアの提供に繋がる。
※連携先が参照できるのは,患者一覧とアクティビティ一覧(カルテ・ノートのみ)。

2. カルテ上でのスムーズなコミュニケーション
クリニック・連携機関ともにカルテに直接コメントを残せるため,情報伝達がより明確になる。例えば,薬局から処方内容に関する疑義照会を行いたい場合,処方欄にコメントとメンションを付けることで,医師に直接通知が届く。これにより,電話やFAXの往復といった手間を大幅に削減し,迅速な対応を実現します。見逃しを防ぐ通知機能も万全である。

カルテ上でのスムーズなコミュニケーション

カルテ上でのスムーズなコミュニケーション

自分宛のコメントは通知が届く

自分宛のコメントは通知が届く

 

3. 連携先からの情報も集約
連携先からもカルテに情報を残し,クリニックへ情報共有を行うことができる。
例えば,薬局の薬剤師が患者から聞き取った副作用の状況や服薬アドヒアランスに関する情報を記録し,即座にクリニックへ共有できる。これにより,医師は次回の訪問診療に活かすなど,より多角的な視点での診療が可能になる。

連携先からクリニックへの情報共有も可能

連携先からクリニックへの情報共有も可能

 

今後の展望

今回は薬局との連携からスタートするが,今後は訪問看護ステーションや介護施設など,連携可能な事業者の範囲を順次拡大していく予定。「homis」が,在宅医療に関わる全ての事業者を繋ぐ情報連携プラットフォームとなることで,患者を中心とした理想的な地域包括ケアシステムの実現に貢献していく。

訪問診療向けクラウド型電子カルテ「homis」について

homisは,在宅医療・訪問診療に特化したクラウド型電子カルテ。
多くの在宅医療専門医と共に,在宅医が使いやすい電子カルテを追求して開発。200以上の医療機関が利用し,常時50,000名以上の患者を24時間見守っている。

主な特徴
・AI機能搭載:在宅医療に必要な書類が自動生成され,入力業務を大幅に効率化
・在宅医療のトップランナーが開発協力:医療法人社団悠翔会/佐々木淳理事長や医療法人おひさま会/山口高秀理事長が開発協力
・低コストで導入可能:月額2万円から利用でき,スモールスタートにも対応
・レセプト代行プランあり:開業時や事務人員が限られる医療機関でも安心

 

●問い合わせ先
メディカルインフォマティクス(株)
https://homis-mics.jp/

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