テクノブレイブ,AWSの生成AI「GenU」を活用した医療機関向けサービスをリリース
医療業務の効率化と患者体験の向上を目指す次世代ソリューション

2025-9-24

AI


テクノブレイブ(株)(以下テクノブレイブ)は,アマゾン ウェブ サービス(AWS)の生成AIサービス「Amazon Bedrock」を活用した,医療機関向けの新たなAIソリューション「TGASS(TechnoBrave Generative-AI Support Service)」の提供を開始した。

初期導入先として,東京かつしか赤十字母子医療センター(東京都葛飾区)にて本サービスが導入され,医療現場の業務効率化を行っている。

本サービスは,医療現場における膨大な業務の効率化と,医療従事者にとっての利便性向上を目的とし,最新の生成AI技術を活用して設計されている。

<サービス提供の背景>

近年,医療機関では診療記録の作成や患者対応,問い合わせ対応など,非診療業務の増加が課題となっており,人的リソースの逼迫が問題視されている。
こうした背景を受け,医療現場の働き方改革の一環として同社ではaws-samples で公開されている生成 AI アプリケーションのサンプル実装でオープンソースライセンスで提供されているgenerative-ai-use-cases-jp (GenU) AWSが提供する大規模言語モデル(LLM)基盤の生成AI「GenU」 を活用し,医療現場に最適化されたAIソリューションの開発に着手した。

<サービス概要>

本サービスでは,以下のような機能を提供する:

診療記録の自動要約
電子カルテなどの医療システムのデータを要約・整理し,各種サマリーの作成を効率化。

RAGチャット機能の提供
院内の各種マニュアルやガイドラインなどを自然言語で検索することができ,検索の向上をはかり業務負担の軽減を実施。

音声入力の文書おこし/要約
会議や患者への説明(インフォームドコンセントなど)を議事録化/要約を行う事により,作成負担の軽減を実施。

生成AIで利用するデータソース収集の支援
これまでの診療データ,診察記事,検査結果,検査レポートから簡単に情報を特定できる。業務効率化への支援を実施。

RPA(Robotic Process Automation)の利用
いつも人が行っている定例作業を自動化して作業の省力化を実施。

本ソリューションは,AWSの「Amazon Bedrock」上で稼働する高性能LLMを活用しており,データセキュリティ・拡張性・パフォーマンスの面でも医療現場に最適な構成を実現している。

<今後の展望>

同社は,今後も医療業界をはじめとする多様な業種に向けて,生成AIを活用した業務改革・価値創出を支援していく。ユーザーからのフィードバックを基に継続的なサービス改善を図り,AIと人が協働する未来型社会の実現を目指していく。

 

●問い合わせ先
テクノブレイブ(株)
https://www.tbrave.com/

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