富士通,製造委託を受け設計・開発を支援したプログラム医療機器の国内製造販売承認取得
デジタルヘルスの発展に向け,プログラム医療機器(SaMD)の開発を支援
2025-9-26
富士通(株)が製造受託業者としてシステムの設計・開発段階から支援を行ってきたプログラム医療機器(Software as a Medical Device, SaMD)が,厚生労働省より,クラスIIのプログラム医療機器として製造販売承認された。
近年,疾病の予防,診断,治療を支援するプログラム医療機器は,デジタル技術を活用して健康増進や予防医療,治療などの支援に取り組むデジタルヘルスとして期待が高まっている。同社は,これらのニーズを受け,2018年に医療機器製造業の登録以来,長年にわたりヘルスケア業界で培ってきた豊富な知見と技術力を活かし,プログラム医療機器の開発支援を行ってきた。
同社のプログラム医療機器開発支援の概要
同社は,本プログラム医療機器におけるスマートフォンアプリケーションの開発や医療機器販売のために必要となる周辺システムの開発,健康医療情報管理基盤の提供および運用,保守などを幅広く支援した。
電子カルテシステムにおいて国内の大中規模病院でトップシェアの同社は,医療分野の業務知見やシステム開発ノウハウを保有し,製薬企業,医療機関,患者が安心してプログラム医療機器の開発および活用できるよう支援している。
また,個人情報の管理においては,個人の同意やデータアクセスコントロールを容易に行える健康医療情報管理基盤「Healthcare Personal service Platform」を活用することで,プログラム医療機器の開発を支援している。
今後について
同社は今後も,プログラム医療機器の開発支援を通じて,デジタル技術を活用し健康増進や予防医療,治療などに取り組むデジタルヘルスの発展に寄与することで,一人ひとりにあった治療機会を提供できる社会の実現を目指し,人々のウェルビーイングの向上に貢献していく。
関連リンク
健康医療情報管理基盤「Healthcare Personal service Platform」
●問い合わせ先
富士通(株)
https://global.fujitsu/ja-jp/pr/news/2025/09/25-01