NTTプレシジョンメディシン,在宅医療対応電子カルテ「movacal.net」,AIによる文書識別・仕分けサポート機能を提供開始
~在宅医療の多様な文書管理をスマートに。PDFを自動で識別・分割し,指定したカテゴリに分類・保存~

2025-10-1

医療情報システム(電子カルテ)

在宅医療機器

NTT,NTTドコモ


NTTプレシジョンメディシン(株)(以下「同社」)は,在宅医療対応電子カルテ「movacal.net 」(以下「モバカルネット」)においてAIを活用した文書識別・仕分けサポート機能「書類一括入力AIオプション」を2025年10月1日(水)より提供開始する。 

1.サービス開発・提供開始の背景

在宅医療の現場では,紙で受領した紹介状や検査結果,訪問看護報告書などの文書を電子カルテに保存する作業が日常的に発生している。モバカルネットユーザーである医療法人社団焔 やまと診療所(以下「やまと診療所」)から,これらの文書管理業務を効率化したいとの要望をうけ,AIによる文書識別・仕分け機能の開発を開始した。

開発した機能は,やまと診療所の監修のもと,識別する文書の選定と実際の業務フローに組み込んだ業務検証を行い,十分な有効性と実用性が確認されたことから,正式リリースに至った。

2.サービスの主な特長

・AIによる文書タイプの自動識別
紹介状,検査結果,訪問看護報告書,居宅サービス計画書など,およそ100種類の文書をAIが自動識別する。

・PDFを文書単位で自動分割・分類支援
1つのPDFに複数文書が含まれていても,AIが文書ごとに分割し,患者を特定,ユーザーが事前に設定したカテゴリに分類したうえで電子カルテに保存できる。

・手動による確認・修正も可能なUI設計
AIによる分類結果をユーザーが効率よく確認し,柔軟に修正できる画面を提供する。

書類一括入力AIオプションの画面イメージ

書類一括入力AIオプションの画面イメージ

 

3.今後の予定

今後も同社は医療現場の声を反映し,識別可能な文書の拡充と操作性の向上に取組み,医療従事者のさらなる業務効率化に貢献していく。

 

●問い合わせ先
NTTプレシジョンメディシン(株)
メディカルインフォメーション事業部
担当 樋口,岸野,松下,早川
nttpm-mi-press@ntt.com

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