医療AI推進機構,仏ANA Healthcare社と医療データ利活用に関するパートナーシップを締結
欧州・ラテンアメリカと日本をつなぐ,医療データのグローバルアクセス基盤を構築
2026-5-13
医療AI推進機構(株)(以下「MAPI」)は,フランスを拠点とするヘルスケアデータプラットフォーム企業 ANA Healthcare(以下「ANA Healthcare」)と,医療データの相互活用に関するパートナーシップを締結した。本パートナーシップにより,日本・欧州・ラテンアメリカにまたがる医療データへのアクセス環境を提供する。両社はそれぞれの地域ネットワークを活かし,グローバルな医療データへのアクセスを促進していく。
【背景と目的】
医療AI開発や治験設計において,多様な地域・人種のデータへのアクセスは不可欠な要素となっている。一方で,各国の医療データは法規制や商慣習の違いにより,海外からのアクセスが容易ではない。
MAPIは,医療データの匿名加工・管理に強みを持ち,日本における医療データの提供側・取得側の双方をサポートしている。ANA Healthcareは,独自のプラットフォーム「ANA Cohort」を通じて,欧州(フランス・スペイン等)およびラテンアメリカを中心に100以上の医療機関から医療データの検索・匿名化・抽出を自動化するサービスを提供している。
両社の地域補完性を活かし,クライアントが必要とする地域のデータに対して,ワンストップでのアクセス環境を実現することが本パートナーシップの目的である。
【パートナーシップの詳細】
MAPIとANA Healthcareの相互送客による,グローバルな医療データアクセスを支援
本パートナーシップにより,MAPIは日本市場においてANA Healthcareの欧州・ラテンアメリカデータへの需要を持つクライアントを紹介し,ANA Healthcareは欧州・ラテンアメリカ市場において日本の医療データへの需要を持つクライアントをMAPIに紹介する。
対象データは,CT・MR・超音波・X線を中心としたイメージングデータおよび関連する臨床データ。両社はそれぞれの地域における規制対応・データ品質管理の専門性を活かし,クライアントのデータニーズに適切に対応する。
【今後の展望】
本パートナーシップを通じて,両社は以下の取り組みを推進していく。
・日本・欧州・ラテンアメリカにまたがるマルチリージョンのデータ提供体制の確立
・製薬企業・医療機器メーカーのグローバル治験やAI開発プロジェクトへの貢献
・両社のパートナーネットワークを活用した,さらなるデータアクセス範囲の拡大
MAPIは,米国Segmed社との提携に続き,ANA Healthcareとの提携により,日本・米国・欧州・ラテンアメリカをカバーするグローバルなデータパートナーシップネットワークを構築する。
【両社代表のメッセージ】
ANA Healthcare CEO Kai Hashimoto氏
ANA Healthcareでは,高品質な医療データを国境を越えて利用可能にしつつ,コンプライアンスおよび患者プライバシーの最高水準を確保することを使命としています。今回のMAPIとの提携は,真にグローバルなデータアクセス基盤の構築に向けた重要な一歩です。これにより,日本を含む各地域の多様なデータセットへ,研究者や企業がシームレスにアクセスできるようになります。両社のネットワークと専門性を組み合わせることで,医療AIの開発を加速し,意義ある医療イノベーションの創出を目指します。
医療AI推進機構(株) 機構長 島原 佑基氏
ANA Healthcareは,欧州を中心に100以上の医療機関と連携した実績を持つ,信頼性の高いデータプラットフォーム企業です。MAPIが構築する次世代医療データベースに,ANA Healthcareの欧州・ラテンアメリカネットワークが加わることで,日本のクライアントにとって,グローバルなデータアクセスの選択肢が大きく広がります。両社の強みを活かし,医療AI開発のさらなる発展に貢献してまいります。
●問い合わせ先
医療AI推進機構(株)(Medical AI Promotion Institute)
https://mapi-jp.org
