定価2,420円（本体2,200円）

特集
Nuclear Medicine Today 2018
最新トピックスから探る核医学の現在と未来
企画協力：吉永恵一郎（国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所核医学診断・治療 チームリーダー・上席研究員）

Ⅰ 総　論

核医学診断から核医学診療へ─撮像機器，解析技術，治療応用の発展と今後の展望
吉永恵一郎

Ⅱ ‌PET・SPECTのハードウエア・ソフトウエア開発の最新トピックス

1．半導体光電子増倍器（SiPM）搭載PET/CTの有用性と展望
陣之内正史

2．半導体検出器搭載SPECTの臨床的有用性
松成一朗

3．世界初96-ring検出器搭載high resolution PET/CT装置の有用性
渡邉公憲/外山　宏

4．PET/MRIの検査・診断の実際と将来展望
伊藤　浩ほか

5．核医学における低投与量・高画質を実現した最新収集・画像処理技術
澁谷孝行/小野口昌久

6．PETにおける最新の定量精度向上技術
孫田惠一ほか

7．核医学画像と人工知能のこれから
菊池明泰

8．核医学画像のradiomics
平田健司/志賀　哲

Ⅲ 心臓核医学検査の最新トピックス

1．心サルコイドーシスのPET診断ガイドラインのポイント
宮川正男

2．高安動脈炎などの大型血管炎におけるPET診断の位置付けと有用性
橋本　順

3．‌¹⁸F標識心筋イメージング製剤の開発動向と将来展望
樋口隆弘

Ⅳ Theranosticsに向けた研究開発の最新トピックス

1．日本発α線放出核種を用いたがん治療薬剤の開発─製造からイメージングまで
石岡典子ほか

2．難治性褐色細胞腫における¹³¹I-MIBG内照射療法の現状と展望─先進医療から企業治験へ
朝永博康ほか

3．⁶⁴Cu-ATSMを用いた標的アイソトープ治療の国内開発
栗原宏明

4．前立腺がんに対するPSMA-PETとPSMAによるアイソトープ治療の最新動向
岡本祥三ほか

5．⁶⁸Ge/⁶⁸Gaジェネレータを用いるPET薬剤の研究開発と将来展望
久下裕司ほか

Ⅴ ハードウエアメーカーの最新技術解説

3検出器型SPECT装置「GCA-9300R」の最新技術「IBUR法」（キヤノンメディカルシステムズ）
次世代PET・CT装置「Biograph Vision」（シーメンスヘルスケア）
乳房専用PET 装置Elmammo Avant Class（エルマンモ アヴァンクラス）の技術紹介（島津製作所）
「Vereos（ベレオス）PET/CT」─デジタルフォトンカウンティング技術のインパクト（フィリップス・ジャパン）

目次裏
成田記念陽子線センター
新幹線駅から徒歩3分に東海地方初の民間病院の陽子線治療施設がオープン
超伝導加速器とシングルルームのコンパクトな設計とスキャニング照射で精密な治療を提供

めざせ達人シリーズ〈CT編〉 Part.2    
次世代のためのCTの基礎講座    No.2
CTにおけるX-Y面の空間分解能
辻岡勝美

めざせ達人シリーズ〈乳房MRI編〉
乳房MRI＆MRIガイド下生検のビギナー塾　No.3
乳がんの広がり診断
戸﨑光宏

IMAGE ANALYSIS SOFTWARE─next advances
次世代の画像解析ソフトウェア　No.199
仮想胃透視像による胃がんの浸潤範囲の同定
真山尚也

varian RT REPORT
ここまでできるがん放射線治療シリーズ　No.9
慶應義塾大学病院でのPortal Dosimetryの使用経験
大野真理/深田恭平

IVリポート
・GEヘルスケア・ジャパンが「医療現場のワークフロー変革セミナー」を開催
・フィリップスが心肺停止からの社会復帰率世界一の実現をめざす「Heart safe city構想」を発表
・アボットバスキュラージャパン，僧帽弁閉鎖不全症に対するMitraClip治療の有効性・安全性を報告する記者説明会を開催
・アドバンスト・メディア，医療向け AI音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice iNote」を販売開始
・日本IHE協会が「IHE-J 2018 コネクタソン」を開催

〈巻末特集〉
モダリティ EXPO 　バイヤーズガイド
放射線治療装置・防護用品 編

● Information
  ・第2回全国DR連合フォーラム
  ・第7回首都圏消化器画像技術研究会（M☆GIT）
  ・第17回消化管CT技術研究会学術集会
  ・『呼吸器画像診断の会』第1回セミナー

● 市・場・発

● IV EXPRESS（海外論文サマリー）

● 次号予告

◆別冊付録

SOMATOM Symposium 2018 Report

巻頭言・座長挨拶

Session I
Innovative Trends in CT
Shaping the Future Through Innovations
Artificial Intelligence - Current Status and Future Perspective
Paul Jamous（Siemens Healthineers Science & Collaboration）

Session Ⅱ
Maximize the Synergy of CT-related Systems

Precise Intervention with Latest IVR-CT system
東原大樹（大阪大学大学院医学系研究科放射線医学教室）

New 3D Mapping of Sentinel Lymph Node in Oral Cancer
岩井俊憲（横浜市立大学附属病院歯科・口腔外科・矯正歯科）

New Dedicated CT System for Radiotherapy Treatment Planning
加茂前　健（名古屋大学医学部附属病院放射線科）

Session Ⅲ
Robust Performance of Dual Source CT for Cardiac Imaging

Comprehensive Cardiac Study for Appropriate PCI
後藤義崇（三重大学医学部附属病院放射線診断科）

Pre Operative Precise Information for Structural Heart Disease
井口信雄（榊原記念病院循環器内科）

Session Ⅳ
New Performance of Dual Energy CT for Precision Medicine

Highlighting Dual Energy CT in Abdominal Emergency
後閑武彦（昭和大学医学部放射線医学講座）

Promising Approach for Managing Psoriatic Arthritis
朝比奈昭彦（東京慈恵会医科大学皮膚科学講座）

Session Ⅴ
Technological Innovations of SOMATOM CT
Embarking on A New Era of Computed Tomography - Spectral-shaping, Quantification, and Counting
伊藤俊英（シーメンスヘルスケア株式会社ダイアグノスティックイメージング事業本部CTリサーチ＆コラボレーション部）